【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GRレビュー】音質平均以上で外音取り込み機能に特化したワイヤレスイヤホン

今回紹介するのが【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】

日本の音響機器メーカーが販売しているワイヤレスイヤホンになります。

正直に言って最初Amazonでみた時には全然購入する気はありませんでした。

 

・イヤホン本体の形が四角いが耳に収まるのか??

・連続再生時間がケース併用で最大20時間か・・・

・イヤホン本体のLR表示が少し嫌だな

・ノイキャンが搭載されていないだと!?

・イコライザーの調整機能が無いし音質がダメだったらどうしよう

 

こんなことを思ってしまい正直購入する気はありませんでしたが、Amazonで安くなるタイミングで怖いもの見たさに購入。

実際に使用してみたら思った以上に高性能で買ってよかったと今では思っています。

でも、買って初めてわかることばかりだったので、サイトとか見ただけだと金額で悩む人も多いでしょう。

そこで、サイトではわからないことをメインに記事を書かせていただきます。

 

まず最初にスペックをみていきましょう。

 

【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】

参考価格(Amazon)‎‎Bluetooth
10,780円(税込み)Bluetooth5.2
対応コーディック防水規格
SBCIPX5
再生時間充電時間
最大連続再生時間:約20時間 イヤホン単体:約6.5時間
約2.5時間(USB充電時)、約4.0時間(ワイヤレス充電時)
2台同時接続機能搭載ドライバー
φ5.8mmダイナミックドライバー
ノイズキャンセリング外音取り込み機能
”トークスルー/ヒアスルー”搭載
「モード」アプリ
「ノーマル」「トークスルー」「ヒアスルー」「アンビエンスコントロール」「イコライザー」「低遅延モード」「プライベートタイマー」「音楽再生ボタン」「音量調整」「ボリュームステップ」「左右バランス調整」「サイドトーン」「「キーサイン」「タッチセンサーONOFF」「音声ガイダンス」「音声ガイダンス」「接続機器の管理」「操作ガイド」「ヘルプ」「製品情報」

 

値段をみてしまうとどうしても値段相応とは思えないワイヤレスイヤホン。

ただ、「音質」「アプリ機能」「外音取り込み」を実際に使ってみると値段以上に高性能なワイヤレスイヤホンだとわかるが、買う前段階だとわかりづらいのが少し残念です。

音質面も対応コーディックがSBCしか対応していませんが、全体的に解析度が高く聞きやすい音質でした。

 

ノイキャンは搭載されていないが意外と困らない

 

ノイズキャンセリング機能が搭載されていませんが、実際に使用してみるとそこまで不便ではなかったです。

むしろ外では、外音取り込み機能をメインに使用することが多かったので、なくても問題ありませんでした。

実際に使ってみないとわからないことばかりのワイヤレスイヤホンですね。

 

 

ケースと本体

付属品「30cm 充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C)、イヤピース(XS,S,M,L)」

ケースのデザイン性が高く小さく軽い

 

ケースデザインは画像で見るより良い。

ガジェット感は強くなく、インテリアとして置いてあっても不思議ではないデザイン性です。

上部のイヤホン本体が見える仕様が特に気に入っています。

 

イヤホン本体とケース自体も軽くて小さい仕様になっており、持ち運びも便利です。

 

イヤホン:約4.0g(L側)、約4.0g(R側)

充電ケース:約43g

 

軽すぎて逆に落としそうで心配しています。

 

イヤホン本体が細長いと思いきや耳に収まるサイズ感

 

Amazonでみた時にイヤホン本体が四角く長細く見えたので、耳に収まるかどうか心配でしたがしっかりと収まりました。

小さく耳のおさまりも良いので、髪が長い方でも邪魔にはなりません。

 

イヤホン本体が取り出しやすい

 

LR表記部分が引っかかりになるためケースからの取り出しや、耳から外しやすくなっています。

デザイン的に少しダサイと思っていましたが、こんなところで利便性が高いとは思いませんでした。

 

ワイヤレス充電対応している

 

さすがに1万円前後する金額でワイヤレス充電に対応していなかったら少し残念ですが、しっかりと搭載されていました。

ただ、ワイヤレス充電の場合フル充電で約4時間かかのが少しネックですね。

寝る前に充電すれば問題は無いので私自身は気になりません。

 

次にアプリ機能の紹介。

ぶっちゃけ音質の次にメインと思ってもらえればいいです。

それほどアプリ機能は充実しています。

 

アプリ機能

 

サイトをみただけではわかりにくいアプリ機能。

実際に購入してわかった便利機能はいくつかありましたし、少し残念な部分もありました。

メイン画面のアプリはこちらになります。

 

 

メイン画面で出来ることは意外と少ないです。

その理由がサブ画面のカスタマイズにあります。

初期設定でカスタマイズを使用した後にメイン画面で操作する感じになるでしょう。

サブ画面の画像がこちら

 

 

最初に設定しておきましょう。

特に音声ガイダンスとヒアスルーの強度調整。

やっておくと便利です。

 

で、ここから実際にアプリ機能を使用して思ったことになります。

 

2秒以上の長押ししかボタン変更できないのは少し残念

 

ボタン変更の機能は搭載されていますが、2秒以上の長押ししか変更できません。

その変更もトークスルーのONOFFで必要なので、ボタン操作の変更機能の意味があまりありませんでした。

これなら固定のボタン操作とあまり変わりません。

 

「外音取り込み」と呼ばれる機能”ヒアスルー/トークスルー”に特化している

 

 

他のワイヤレスイヤホンでは一般的に「外音取り込み」と呼ばれる機能に特化しています。

性能は同じ金額帯のワイヤレスイヤホンと比べても格段に高いです

 

・ヒアスルーの強度の調整が可能

・聞くことに特化したトークスルーの性能が高い

 

カスタマイズでヒアスルーの強度の調整が可能。

初期設定ではマックス状態になっており、周囲の音がしっかりと聞こえる反面ホワイトノイズも大きいです。

しかし、調整が可能なことにより取り込む音量を調整することも可能。

ホワイトノイズを小さくしつつしっかりと聞こえるところまで調整できます。

小さくし過ぎるとホワイトノイズは消えますがOFFにしている状態と変わらないので注意が必要です。

 

”トークスルー”の切り替えは少しだけ手間

 

これは使ってみるとわかりますが、切り替えが少し手間。

ボタン操作の長押しでトークスルーのONOFFをしますが、トークスルー使用時は音量が極限まで小さくなります。

で、OFFからONにする場合音楽などは停止状態になるので、再生ボタンを押さないと再生されません。

この仕様は説明書等には書いてないので注意が必要です。

 

イコライザー機能は正直使わなかった

 

イコライザーを使用しない元の音質がいいので、音楽や映画を再生するだけならイコライザー機能は使用しませんでした。

いい意味でなくても問題はなかったです。

 

「音質・機能面」など

長時間使用しても耳への負担が少ない音質

 

イコライザーのプリンセットは使用せずに聞いた音質です。

 

低音重低音とは言えないが重低音寄りの音質。ずっしりした音ではないがバランスが良く聞きやすい。
中音ボーカルより楽器寄りの音。それでもボーカルの声はしっかりと聞こえるように調整されています。
高音フラット寄りの高音。高音が高い方がいい方には少し物足りないかもしれないが、低音~中音とのバランスがとれている。
全体のバランス解析度が高くもっさりとした感じもありません。耳に負担の少ないバランスの取れた日本人向けの音質です。

 

対応コーディックがSBCだけだったので解析度に心配がありましたが、実際に使用してみるとクリアな音質でした。

全体的に聞きやすくもっさりとした音もなかったです。

人によっては高音部分が物足りないかもしれませんが、イコライザー機能を使用する必要が無い音質だと感じました。

 

100人中99人がいい音質と思える音質です。

音質でのハズレどうこうはありません。

 

連続再生時間は単体で6.5時間と過不足なし

 

連続再生時間は困らないぐらいの再生時間があります。

 

イヤホン単体 最大6.5時間

充電ケース併用 最大20時間

 

一日中使用したとしても問題ないぐらいの時間になります。

ずっと耳に付けていたい場合でも、【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】は片耳使用が操作しやすいので交代でつけてもいいでしょう。

 

タッチセンサーの感度の調整が可能なため操作しやすい

 

感度高にするとタッチ感覚が速くなりますが、感度が小の状態だとタッチ感覚が遅くなります

まぁ、バランスを考えたら中間が一番いいですが、自分のタッチ感覚に操作できるのはありがたいです。

 

2台同時接続可能でパソコンとスマホで操作が可能

1台目はアプリ無しでも接続可能ですが、2台目はアプリが必須になります。

スマホとパソコン使用ならアプリは必ず入れておきましょう。

ちなみに1台目の登録をスマホ、2台目をパソコンで登録した場合、音楽などはスマホが優先されるようです。

 

次に全体的な感想になります。

 

実際に使用してみて思ったこと

 

ここからは実際に使用してみて印象が強かったことになります。

 

ケースのデザイン性は思った以上のいい

トークスルー機能に特化している印象が強い

風切り音は無理だった

ながら聞きメインの方に向いている商品

 

ケースのデザイン性は思った以上のいい

 

デザインはお気に入りですね。

スクエア型の四角い本体とケース。

インテリアとして置いていても違和感がないぐらいです。

 

デザイン的にはどちらかといえば女性向けといえるでしょう。

カラーバリエーションも多く、デザイン性も高く軽くて小さいと女性が使う条件がそろっています。

まぁ、私は関係なく使用していますが何も問題はありません。

 

ヒアスルーとトークスルー機能に特化している印象が強い

 

ワイヤレスイヤホンとしては外音取り込み機能に特化している印象。

でも、音質も他の機能面も妥協はしていませんでした。

少し扱いづらい部分もありますが、ヒアスルーとトークスルーの性能が高いのでヨシと考えましょう。

 

風切り音は無理だった

 

外音取り込み機能に特化しているが故の弊害。

風切り音はガッツリときこえます。

ノイズキャンセリングが搭載されていないので仕方のない事ですが、風が強い日は扱いづらいですね。

 

ながら聞きメインの方に向いている商品

 

基本的にながら聞きメインのワイヤレスイヤホン。

最近人気の耳を塞がないワイヤレスイヤホンでもいいですが、あの製品ってそれなりの金額帯でないと音質が悪いんですよ。

それこそ2万円前後でやっとってところです。

そう考えると1万円前後で音質もよく外音取り込み機能が高い【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】の方が個人的にはおすすめです。

>>【SOUNDPEATS GoFree2レビュー】耳を塞がないのにハイレゾ音質の高性能ワイヤレスイヤホン

 

まとめ:「音質・アプリ機能・デザイン性」は満点だが人を選ぶワイヤレスイヤホン

 

正直人をかなり選ぶ製品。

おすすめするとしたら家事をしている主婦の方や、外出時にノイズキャンセリングではなく外音取り込み機能をメインに使用している方になります。

主婦の方は家の中で音楽を聴きながらでも、チャイムなどの生活音が聞こえるので知人や配達員さんが来ても対応できます。

外出時も車で買い物をしないのなら外音取り込み機能で周りの音を聞けるので安全性は高いです。

ケースやイヤホンのデザインも主婦向けに近いので、「音質・操作性・デザイン性・機能面」を両立したいなら【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】を選んでみましょう。

 

1万円は高い!!と感じる方は【JBL WAVE BEAM】でもいいでしょう。

セール時や値引きされたタイミングで5,000円ちょっとで購入できる外音取り込み機能に特化したワイヤレスイヤホンです。

デザイン的には主婦向けではないですが、お手軽な価格なので手が出しやすいです。

性能は【オーディオテクニカ ATH-SQ1TW2 GR】の下位互換に近く、アプリ機能が少ないですが外で使う分に不便はありません。

音質も値段相応なので音楽を聴くのも問題ないでしょう。

 

>>【JBL WAVE BEAMレビュー】