今回紹介するのは【Edifier W240TN】
この商品を購入しようと思った理由が”物理ボタン”
以前紹介させてもらった物理ボタン搭載のワイヤレスイヤホン【JVCケンウッドHA-A5T-A】は、音質は良かったものの物理ボタンの耳を押し込む感覚に敗北。
あれは許容できないぐらい耳への負担が大きかったです。
でも、物理ボタンのワイヤレスイヤホンを嫌な思い出にしたくはありませんでした。
そこで今回の紹介するワイヤレスイヤホン【Edifier W240TN】を購入。
値段が【JVCケンウッドHA-A5T-A】の倍以上の7,000円近くしましたが、実際に使用してみると物理ボタンの性能が段違いでした。
買ってよかったと思う反面、人を選ぶワイヤレスイヤホンだと感じました。
【Edifier W240TN】
参考価格(Amazon) | Bluetooth |
8,599円(税込み) | Bluetooth5.3 |
対応コーディック | 防水規格 |
SBC | IP54 |
再生時間 | 充電時間 |
最大連続再生時間 ANC使用時ケース併用:約25.5時間 イヤホン単体:約8.5時間 ANCオフケース併用約21時間 イヤホン単体:約7時間 | 記載なし 実際に使用してみて約1.5~2時間ぐらいでフル充電完了です。 急速充電10分で2時間使用可能 |
2台同時接続機能 | 搭載ドライバー |
✕ | Φ6mm 高音ドライバー + Φ10mm 低音ドライバー |
ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能 |
最大-38dBの軽減 | 〇 |
「モード」 | アプリ |
「ノイズキャンセリング」「外音取り込み機能」「ノーマル」 | 「ノイズキャンセリング」「外音取り込み機能」「ノイズキャンセリングオフ」「サウンドエフェクト」「ゲームモード」 |
性能的には平均的なワイヤレスイヤホン。
対応コーディックがSBCのみのため正直音質には不安がありましたが、音質はかなりよかったです。
搭載されているドライバーが2つあるので、対応コーディックがSBCだけだろうと音質は1万円以下のトップクラス。
音質の外れは無いでしょう。
ノイズキャンセリングと外音取り込み機能も搭載されています。
特に外音取り込み機能は値段以上の性能。
性能が高すぎて逆に不便になっている部分もありますが、値段以上の性能があります。
ケースとイヤホン
カクカクしているケース本体
角が少しだけカクカクしているタイプのケース。
ケースの材質はキズがつきにくく、汚れもつきにくいタイプ。
このタイプは頑丈で手入れも少ないので好きなタイプですね。
横の厚さはなく縦に長いタイプのケースです。
厚みがありケース自体も頑丈。
ただし、他のケースと比べると少しだけ重い感じがする。
まぁ、誤差の範囲ですが。
ガジェット感があるイヤホン本体
イヤホン本体のボタン部分にガジェット感があります。
ロゴがいいアクセントになっており男心をくすぐる仕様です。
耳からは少し出るサイズ感
イヤホン本体部分は耳に収まりますが、ボタン操作部分は少し耳から出ます。
ただ、耳から少し出ることによって物理ボタンの操作はしやすくなっているので±ゼロですかね。
物理ボタンで操作ミスは無し
タッチセンサー式と違い押し間違いは起こりません。
物理ボタンなら付け外し時に操作されることが無いので、次に使ったときにそのままの設定で使用することが可能です。
付けた時に設定が違っていたらめんどくさいと思いますからありがたいです。
次にアプリ機能の紹介になります。
正直アプリ機能はイヤホンメインより宣伝メインかなって感じです。
アプリ機能
アプリ機能はそこまで多くありません。
ただし、一部機能は特化されており、かなり性能が高くなっています。
・細かい設定ができるイコライザー機能
・外音取り込み機能の強度の変更
この2つは特に性能が高く、細かな設定もできるようになっています。
細かな設定ができるイコライザー機能が搭載
イコライザー機能の中ではかなり細かな設定ができますが、細かすぎて正直わかりません。
周波数の意味やイコライザーの調整は多少できますが、ここまでくると音楽関係に詳しくないと音のバランスが崩れてしまいます。
性能は高いが1万円以下のワイヤレスイヤホンにはいらなかったかもしれません。
外音取り込み機能の強度の変更
外音取り込み機能の強度を7段階で調整可能。
プラスにすれば音が聞こえやすくなるが、多少のホワイトノイズが聞こえる
マイナスにすればホワイトノイズは聞こえにくくなるが、周りの音も聞こえにくくなる
外音取り込み機能は性能はそれなりに高め。
ホワイトノイズは聞こえるが、そこまで大きな音ではありません。
アプリで音楽のスキップ巻き戻しが可能
再生中の音楽をアプリ画面で操作が可能。
巻き戻しやスキップ、停止もでき、曲名も表示されます。
イヤホン本体の操作よりアプリ機能の操作をメインにしている方には便利な機能になっています。
細かなボタン操作変更ができない
ボタン操作の変更はできますが、細かな変更ができないため逆に不便になっています。
これだったら固定してくれた方が逆にわかりやすいかもしれません。
メインアプリが少なく、製品宣伝のボタンが多い
メインアプリの充実を希望します。
画面下のボタンが4つにうち2つ宣伝と考えると無駄なアプリ機能だと感じてしまう人が大半でしょう。
まぁ、アプリ機能にはあまり期待しないでください。
次に「音質・操作性」などの紹介です。
音質はかなりよく、ノイズキャンセリングと外音取り込み機能の性能も高い。
「音質・操作性」など
低音と高音の響きがいい1万円以下のトップクラスの音質
低音 | 重低音とはいかないが厚みがあり響きの良い音質。聞きやすく不快感も一切ない。 |
中音 | ボーカル寄りの音質。聞きにくいボーカルの声も聞こえやすい。楽器メインの曲だと少し物足りないかもしれません。 |
高音 | 響きがいいがサ行が刺さるわけでもないやわらかい音質。低音のバランスを考えて周波数は高くしていない感じ。 |
全体のバランス | 低音メインの全体的に響きを重視した音質。全体的に柔らかい音質なので聞きやすく長時間再生に向いています。 |
1万円以下のワイヤレスイヤホンならトップクラスの音質。
解析度も高く、対応コーディックSBCだけとは思えません。
音質も全体的に柔らかくで響きがいい反面、少し迫力に欠ける印象があります。
映画などではなくリスニングに向いているような音質です。
個人的にはゲームのFPSは聞きやすかったですね。
まぁ、ガチゲーマーではないのでそこまでこだわりがない事をご承知ください。
ノイズキャンセリングの性能はそこまで高くない
そこまで性能がいいとは感じませんでした。
外音取り込み機能の方が性能が高くそちらに偏っている印象を受けます。
同じ値段帯の【Anker Soundcore P40i】と比べるとどうしても一段下に感じます。
外音取り込み機能は1万円台とは思えない高さ
紹介したことあるワイヤレスイヤホンでも、外音取り込み機能が搭載されている商品が数多くありましたが、ホワイトノイズが大きいものが数多くありました。
しかし、【Edifier W240TN】は自然な音でホワイトノイズは小さく気にならないレベルです。
外音取り込み機能の強度を上げてもホワイトノイズが少なく、1万円以下とは思えない性能の高さでした。
この技術をすべてのワイヤレスイヤホンにほしいものです。
外音取り込み機能のデメリットで外で音楽が聞こえづらくなっている
高性能の外音取り込み機能の唯一のデメリット。
外音取り込み機能を外で使用すると音楽が聞こえないぐらい周辺の音がよく聞こえる。
音楽再生が意味ありません。
性能が高すぎるのも難点ですね。
ノイズキャンセリング使用の方が連続再生時間が長い
普通のワイヤレスイヤホンってノイズキャンセリングを使用すると連続再生時間が短くなりますが、この商品は逆に長くなります。
ANC使用時ケース併用:約25.5時間 イヤホン単体:約8.5時間
ANCオフケース併用約21時間 イヤホン単体:約7時間
なんで??
と思いましたが、ノイズキャンセリング使用を前提に作られているなら納得です。
ノイズキャンセリングはよく使いますからね。
逆にノーマルモードなんて使いませんから。
細かな部分ですが、使う側にとってはありがたい仕様です。
次に実際に使用してみて思ったことです。
ノイズキャンセリング機能より外音取り込み機能の方が性能が高いワイヤレスイヤホンって印象です。
実際に使用して思ったこと
外音取り込み機能は本当に値段以上
値段がバグっている外音取り込み機能の性能。
1万円以上といわれてもわからないぐらい性能が高いです。
ただし、性能が高すぎて外で使用すると音楽が聞こえにくくなっています。
高すぎる性能は少し扱いに困るのも事実ですね。
物理ボタンに不快感は感じない
物理ボタン最大の欠点”耳に押し込む感覚”
以前購入した【JVCケンウッドHA-A5T-A】は音質がよかったものの、耳に押し込む感覚が強すぎてダメでした。
ところが、【Edifier W240TN】は押し込む感覚が極限まで少ないです。
多少はあるものの、その性能差は天と地ぐらいありました。
これだったら不快感が無く物理ボタンのワイヤレスイヤホンを好きになりそうです。
アプリ機能は初期設定以外使わない
アプリ機能は正直初期設定以外は使用しない印象。
1万円以下のワイヤレスイヤホンのアプリあるあるなんですが、アプリ機能が搭載されていてもそこまで細かく設定できるわけではありません。
【Edifier W240TN】も同じで、初期設定したら使用することはほぼないでしょう。
両耳使用も片耳使用でも操作感は一緒
ノイキャンや外音取り込み機能は両耳でないと使用できませんが、それ以外は両耳でも片耳でも一緒。
アプリ機能でボタン操作の細かな設定ができないためそこまで大きな違いはありませんでした。
逆に言えば片耳でも両耳と同じ使い方ができるとも言えるでしょう。
まとめ:操作間違いをしない高性能物理ボタンワイヤレスイヤホン
5,000円以下の物理ボタンワイヤレスイヤホンで失敗した経験がある方!!
少し値段を上げても音質と物理ボタンの性能が高い【Edifier W240TN】ワイヤレスイヤホンはいかがですか??
正直、1万円以下の物理ボタンワイヤレスイヤホンでこれ以上の性能は無いでしょう。
押し間違いもない物理ボタンの魅力に取りつかれてみてください。
ちなみに値段は上がりますが、側面物理ボタンの【Anker Soundcore Liberty 4】は世界観が変わります。
側面加圧ボタンってマジでいいですよ。
>>【Anker Soundcore Liberty 4レビュー】