今回紹介するワイヤレスイヤホンは【QCY T13 ANC】になります。
以前紹介した【QCY MeloBuds Pro】が思った以上によかったので、同じメーカーの安いワイヤレスイヤホンを購入することにしました。
【QCY T13 ANC】を購入する決め手となったのがノイズキャンセリングが搭載されていること。
3,000円台で搭載されているワイヤレスイヤホンは意外と少ないので興味があり購入しました。
他の機能面も充実しており、
・外音取り込み
・イコライザー機能
・音質プリンセット
・ボタンカスタマイズ
・イヤホンを探す
・左右の音量調整
など数多くの機能が搭載されていました。
性能的には3,000円とは思えないワイヤレスイヤホンになります。
【QCY T13 ANC】のスペック
参考価格(Amazon) | Bluetooth |
3,980円(税込み) | Bluetooth5.3 |
対応コーディック | 防水規格 |
SBC,AAC | IPX5 |
再生時間 | 充電時間 |
イヤホン単体:最大7時間 ケース併用:最大30時間 ANC使用:最大6時間 ケース併用:最大25時間 | Type-C充電:記載無し大体約1.5~2時間/ワイヤレス充電非対応 |
2台同時接続機能 | 搭載ドライバー |
✕ | 10mmLCPグラフェンダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能 |
最大-30dB 強度が100%の中から変更可能 | 〇 強度が100%の中から変更可能 |
「モード」 | アプリ |
「ノイズキャンセリング」「標準」「外音取り込み機能」 | 「プリンセット」「イコライザー」「左右の音量調整」「ボタンカスタマイズ「イヤホンを探す」「ゲームモード」 |
販売されたのが2024年5月の新商品、実際の購入価格は3,100円ぐらいでした。
値段から考えると性能面は値段以上と思っていただいて大丈夫です。
ノイズキャンセリングは最大-30dBとそこまで高くないですが、部屋で集中できるレベルに音を相殺してくれます。
対応コーディックがSBC/AACなので解析度の方が少し心配でしたが、全体的な解析度も高く音質も悪くありませんでした。
むしろ良いと言ってもいいです。
同じ対応コーディックなら音質だけは【QCY MeloBuds Pro】と同じぐらいでしょう。
これが今の3,000円台で買えるワイヤレスイヤホンになります。
ケースとイヤホン本体
カラーはホワイトとブラックの2種類。
今回はホワイトを購入しました。
四角形で角に丸みのあるケース
ケース自体に高さあまりないタイプの充電ケース。
素材的にキズはつきやすいがホワイトならあまり目立たないようになっており、指紋などの汚れも目立たない。
充電ケースの横に端子がある
ケースの裏ではなく右横に充電端子がある珍しい仕様。
後ろじゃない理由は何かあるのか気になりますが、使う分には何も問題は無いので無視です。
充電ランプは1つ
充電中は赤ランプがつき、充電が終わるとホワイトに変わります。
ランプが一つなので充電の残りが判断できないのは少し残念ですが、3,000円台と考えるとまぁ普通ですね。
ケースの中にボタンが搭載されている
ケースを開けた中央にリセットや接続ができるボタンがあります。
何か不具合があった時やパソコンへの接続時に使用したりしますが、2台同時接続機能はないためほぼ使うこともないでしょう。
細長いタイプのシンプルなイヤホン本体
イヤホン本体のデザインは棒状のシンプルな形になっています。
操作部分にランプが搭載されていますが、操作中に光ることは無いようです。
長さは平均的で細さがあるタイプ
操作部分は平均的な長さ。
ただ、イヤホンの細さはそれなりに細いので人によっては操作がしにくいと感じるかもしれません。
イヤホンのケースは個人的に好きな部類ですが、イヤホン本体は少しシンプル過ぎるかなと感じました。
ホワイトならアクセントに黒のラインとか入れればいいとか思ってしまいます。
次にアプリ機能の紹介です。
バッテリー残量の確認やノイズキャンセリング機能の設定ができます。
アプリ機能
3,000円台でこのアプリ機能なら文句はないですね。
むしろ性能はかなり高めです。
数種類のプリンセットにイコライザー機能も搭載
初期設定ではデフォルト設定されていますが、プリンセットが数種類搭載されているので変更が可能。
イコライザー機能も搭載されているので自分好み調整することもできます。
ただ、デフォルト音質が悪くないので調整する必要性は感じませんね。
「ANC」「外音取り込み」「ANC OFF」の切り替えが可能
イヤホン本体の操作以外にアプリからノイズキャンセリングと外音取り込み機能の切り替えや調整が可能。
両方とも強度の変更ができ、100%まで調整が可能です。
外音取り込み機能では100%にしてもホワイトノイズはなく自然な感じで周辺の音を聞くことができます。
ノイズキャンセリングも特に不満な点は無かったです。
3,000円ちょっとでこの性能なら満足!!
通話設定&長押し以外は変更できるボタン操作
通話設定&長押し操作は固定になっていますが、それ以外のボタン変更は操作が可能。
QCY MeloBuds Proでも少し紹介しましたが、初期設定だと”1回押す”の部分が設定されていないので注意してください。
私の場合は音量調整のボタンにしています。
変更できない長押しのボタンはノイズキャンセリングなどのモード切替になっています。
通話設定は固定なので購入時に説明書を読んでくださいと書きたいですが、中国語と英語なので通話部分の操作だけ書かせてもらいます。
着信応答/通話終了 左右どちらかのタッチセンサーを2回タッチ
着信拒否 左右どちらかのタッチセンサーを1.5秒間長押し
通話設定と長押し以外は固定なので購入時にアプリ機能でボタン操作を確認してください。
アプリの注意点
本体の仕様なのか、アプリの仕様なのかわかりませんが、片方のイヤホンが独立した形でアプリ登録ができてしまいます。
これは実際になってしまったのでお話しますが、アプリ起動時にペアリングしますかと表示されて、ペアリングしていなかったのかと思ってペアリングしたのですが、なんと別々のイヤホンとして登録されてしまいました。
これによって片耳づつしか使用できなくなったのです。
何とかしようとしましたが、アプリに登録されてしまったったため解除できず、アプリをアンインストールして再度インストールしても同じアカウントでは意味なかったです。
唯一の解決方法がアカウントを新しく登録し直す事でした。
みなさんも同じようにならないよう注意してください。
アプリ機能はそこそこ性能が高い。
3,000円台と考えるとかなりいい買い物したなと思っています。
次に「音質・操作性」などの紹介です。
正直欠点は無いですね。
「音質・操作性」など
解析度が思ったより高い低音メインの音質
思った以上に高音質。
音質だけで言ったら”QCY MeloBuds Pro”と遜色ないレベルです。
低音メインの音質ですが、不快感は無く解析度も高いのでボーカルや楽器などの音が聞きやすいです。
高音になるにつれて音の荒さが少し目立つ欠点がありますが、楽器メインのクラシックやオーケストラなどの曲を聴かないなら気にするレベルではありません。
5,000円以下のワイヤレスイヤホンならトップクラスの音質でしょう。
最大-30dBのノイズキャンセリング機能
そこまで高くはありませんが、しっかりと効いてくれてるぐらいの性能の高さはありました。
通勤などで電車音をシャットアウトするのは無理でしたが、家で集中したい時にエアコンや周りの音を消すぐらいの性能はあります。
連続再生時間は最大30時間
1日中ノイズキャンセリングを使用できる連続再生時間はあります。
5分で最大60分の使用が可能になる急速充電にも対応しているので困ることは無いでしょう。
低遅延モード搭載
ゲームモードもしっかりと搭載。
68ms超低遅延となっており、ゲームプレイも快適にできます。
2台同時接続機能が無いのでほとんどの方はスマホの使用になるかと思いますが、音のずれも少なく快適にプレイ出来ました。
音質が思った以上に高かったのは嬉しい誤算です。
「音質・操作性」は5,000円前後のワイヤレスイヤホンと言ったところですね。
次に建前より本音の部分、思ったことを書かせていただきます。
まぁ、アリだなこのワイヤレスイヤホン。
実際に使用して思ったこと
・音質は5,000円以下トップクラス
・外音取り込み機能の性能が思ったより高い
・イヤホン本体のでデザインがシンプルすぎる
・充実しているアプリ機能だが初期設定以降使うことは少ない
音質は5,000円以下トップクラス
音質は値段以上の音質、3,000円でこのレベルまでくるとは驚きです。
プリンセットやイコライザー機能も搭載されているので多少の調整も可能です。
ただ、イコライザー機能はそこまでしっかりとした感じではなかったので、あくまでもデフォルト重視の音質から多少変化できる程度になります。
外音取り込み機能の性能が思ったより高い
ホワイトノイズや機械的な音は無く自然と聞こえてくる感じがあるのでかなり聞きやすいです。
%で強度の変更もできますが、100%のままで十分な性能の高さを感じました。
ノイズキャンセリングも性能は高かったですが、どちらかと言えば外音取り込み機能の性能の方が高い印象です。
イヤホン本体のでデザインがシンプルすぎる
個人的にはシンプル過ぎる感じがあります。
この辺は値段相応といった感じですね。
アクセント黒のラインを入れたらもっと良くなるかと思うますが、メーカーさんどうですか??
充実しているアプリ機能だが初期設定以降使うことは少ない
低価格帯のアプリ機能にありがちですが、紹介設定以降はほぼ使うことはありません。
ノイズキャンセリング&外音取り込み機能の強度変更やボタンカスタマイズ、プリンセットやイコライザー機能が搭載されていますが、初期設定以降はほとんど使用しませんでした。
音質は設定すればそのままですし、ノイズキャンセリング&外音取り込み機能は100%の設定で十分。
モード変更もイヤホン本体で出来るので、アプリ機能を使う必要がほとんどありません。
使うとしたらイヤホンを無くした時使う”イヤホンを探す”ぐらいになります。
まとめ:5,000円以下なら選択肢に入れてほしい
5,000円以下でワイヤレスイヤホンを探しているなら選択肢に入れてください。
「ノイズキャンセリング」「外音取り込み機能」搭載で音質は5,000円以下トップクラス。
イヤホン本体のデザインはシンプル過ぎて少し改良してほしいですが、性能は間違いなく高いです。
3,000円前後で似たような商品を探してみましたが、「ノイズキャンセリング」「外音取り込み機能」が同じぐらい高い商品は見当たりませんでした。
音質だけなら”EarFun Free 1S”や”SOUNDPEATS Clear”が高いですが、機能面になると5,000円前後のものと同じぐらいになります。
中国製の格安ワイヤレスイヤホンと思わずに一度使ってみてほしいです。
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