注意【ノイズキャンセリング】の種類を間違えないでください。

集中したい時や雑音が気になるときに使用することが多いノイズキャンセリング。

このノイズキャンセリング機能には様々な種類があり、ものによってはノイズキャンセリングと書かれていてもほとんど意味のないものも存在します。

 

ワイヤレスイヤホンを購入する際にノイズキャンセリングと書かれていても、思っていたノイズキャンセリングと違う場合があるかもしれません。

そこで、今回の記事はノイズキャンセリングの言葉に惑わされずに間違えないようにするための記事になります。

 

✅この記事で分かること

・ノイズキャンセリングとはいったいどんな機能の事を言うのか

・ノイズキャンセリングの種類

・間違っていけないノイズキャンセリング

 

ノイズキャンセリングと書かれていても、よく確認すると意味のないものがあると知っていただければと思い書かせていただきました。

 

ノイズキャンセリングとは

 

一般的な想像通りの「周囲の音を軽減する」と思っていただければいいです。

細かい部分で言えばどうやって軽減しているかになります。

 

・物理的に耳を塞いで低減

・周囲のノイズの反対の周波数で相殺して低減する

 

物理的か相殺して音で低減するかの違い。

基本的にはこの2点がノイズキャンセリングと書かれていることが多い。

ノイズキャンセリングの種類

 

ノイズキャンセリング機能は基本的にこの2つのみ

 

・PNCノイズキャンセリング

・ANCノイズキャンセリング

 

PNCノイズキャンセリング

 

物理的に耳を塞いでノイズを低減するのが”PNC”

耳穴を塞ぐ形なのでノイズキャンセリング機能はそこまで高くなく、価格が安い商品に書かれていることが多い。

金額がそれなりにノイキャン性能が高いワイヤレスイヤホンなどはANCノイズキャンセリングを採用している。

 

ANCノイズキャンセリング

PNC / ANCとは?ノイズキャンセリングの仕組みと種類について解説 – Anker Japan 公式サイト

 

周囲のノイズの逆の周波数のノイズをあてて相殺するのが”ANC”

これ機能は製品によって搭載されている仕組みが違うため、高性能なものほどノイズを低減してくれる。

さらに低減方法には3つあり、それぞれ性能面で違いがあります。

 

フィードフォワード方式

イヤホンなどの耳穴に入れる方ではない外側に、ノイズを低減するマイクが使われている。

外側でノイズを集め、逆の周波のノイズを生成することでノイズを中和して低減に成功しています。

機能の高さではフィードバック方式より劣るが、一般的普及しているノイズキャンセリング機能になります。

 

フィードバック方式

イヤホンの耳穴に近い方にノイズを低減するマイクが使われている。

音楽と外のノイズをまとめて集めて、全部のノイズの逆のノイズを生成して中和している。

その為の機能面がフィードフォワード方式より高いが、ノイズ処理の負荷が大きいため単体で使用されることはほとんどありません。

 

ハイブリッド方式

フィードフォワード方式とフィードバック方式が搭載されているノイズキャンセリング。

性能はかなり高いが、コストが一番かかるため搭載されている機器は軒並み高い。

ワイヤレスイヤホンで言えば最低でも1万円以上の商品に搭載されはじめる。

 

製品によっては”ANC”と”PNC”の両方を採用してノイズ低減をしている。

大体40dB以上の機能性があれば性能が高いと言える。

 

で、このほかにもノイズキャンセリングって書かれている製品もある。

ただし間違えないでほしいのが上記の”ANC”と”ENC”以外は厳密に言えばノイズキャンセリングではない。

 

間違えないでほしいノイズキャンセリング

 

安いワイヤレスイヤホンなのでよく見かけるこの2つ

 

・ENCノイズキャンセリング

・CVCノイズキャンセリング

 

正確に言えばノイズキャンセリングではありません。

ノイズリダクションと呼ばれる機能になります。

 

通話時に機能するものですが、基本的にイヤホンを使用している本人ではなく通話相手に機能してくれます。

イヤホン使用者の周囲のノイズを低減して、通話相手に音声を伝える機能。

安いワイヤレスイヤホンだと、ノイズキャンセリングと書かれていてもENCと書いてある可能性があるので注意してください。

 

最近だとAIノイズキャンセリングと呼ばれるものもありますが、こちらもノイズリダクションと同じ。

間違えないように。

 

まとめ

 

・ノイズキャンセリング機能は”ANC”と”PNC”のみ

・”ANC”と”ENC”は正確にはノイズキャンセリングではない

・”PNC”より”ANC”のほうが機能が高く値段も高くなる

・”ANC”と”PNC”の併用がノイズキャンセリングが一番高い

 

ノイズキャンセリングが搭載されていると思って2,000円のワイヤレスイヤホンを買っても、それが”ENC”なんてこともありました。

その時はショックでしたね。通話時ってほぼ意味ないもん。

そんな思いをしてほしくないので今回の記事を書かせてもらいました。

 

この下の記事は1万以下のワイヤレスイヤホンのおすすめになります。

これのどれかならまず損はしないものをピックアップしました。

 

1万以下おすすめのノイズキャンセリング搭載ワイヤレスイヤホン

 

【Anker Soundcore Life P3】

Anker独自のウルトラノイズキャンセリング2.0を搭載。

高機能のノイズキャンセリングと「環境音・室内・室外・ノーマル」などといったノイズキャンセリングモードが多数。

お好みの音に調整するイコライザー機能も搭載されており、すべての性能がバランスよく搭載されているワイヤレスイヤホンになります。

 

・ウルトラノイズキャンセリング2.0搭載

・イコライザー機能搭載でお好みの音質に

・最大50時間の音楽再生

・10分間の充電で約4時間の音楽再生が可能

・カラーバリエーションが5つ

・「ノイズキャンセリング」「外音取り込みモード」のモードが多い

 

「2台同時接続」は搭載されていませんが、ノイズキャンセリングの機能とモードの種類は1万円以下では一番多い種類と機能が搭載されている。

スマホ1台の使用を考えているなら間違いなくこれを選ぶ。

>>Amazon「Anker Soundcore Life P3」

 

1万円以下のノイズキャンセリン機能がかなり高いワイヤレスイヤホン【Anker Soundcore Life P3】この商品一言とで言えば「1万円以下のワイヤレスイヤホンですべての機能面が高い」これといって悪い部分が見当たらな[…]

 

【EarFun Air Pro 3】

 

最大43dbノイズを低減することができるワイヤレスイヤホン。

2台同時接続できる「マルチペアリング」「マルチポイント」も搭載されており、スマホとパソコンに同時接続が可能。

低音が強く、動画視聴では迫力のある音を提供してくれます。

 

・最大43db低減のノイズキャンセリング搭載

・「ノーマル」「ノイズキャンセリング」「外音取込」モードの3つを搭載

・超低遅延55msのゲームモード

・2台同時接続可能

・最大45時間連続再生(イヤホン単体で約9時間)

 

Amazonで常に上位ランクのワイヤレスイヤホン。

「2台同時接続」「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」などほしい機能が満載。

それなのに値段は7,000円以下で買えることも珍しくない高コスパのワイヤレスイヤホン。

 

悩んでいたらとりあえずこれを手に取っておけば問題ないと言える商品です。

>>Amazon「EarFun Air Pro 3」

 

 

【SOUNDPEATS Air4 Pro 】

 

最大96kHz/24bitというハイレゾ相当のデータレートも伝送でき、クリアな音質と原音に近い音を提供してくれます。
耳の形と周囲の音を微調整して最適なノイズキャンセリングを提供してくれる「アダプティブアクティブノイズキャンセリング機能」を搭載。
さらには「マルチペアリング」「マルチポイント」で2台同時接続も可能。
VGP 2024コスパ大賞&金賞も受賞している1万円以下ではトップレベルのワイヤレスイヤホンになります。
・アダプティブアクティブノイズキャンセリング機能により最大45dbのノイズを低減
・2台同時接続可能
・装着検出機能搭載
・「外音」「低遅延」「ノイズキャンセリング」など機能が充実
・再生可能時間最大32時間
・アダプティブイコライザー機能

 

インナーイヤー型には珍しい全体的にクリアな音質。
機能面も高く個人的もお気に入りのワイヤレスイヤホン。

 

特にアダプティブイコライザー機能がすごい。
その人が聞こえる耳の音域を調整して、もっとも耳の負担の無い音に調整してくれる機能。
これによって耳への負担はかなり軽減されます。