【レビュー】高いデザイン性と高性能な外音取り込み機能搭載【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】

【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】サムネイル

今回紹介するワイヤレスイヤホンは【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】

デザイン性に惚れました!!

オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GRの本体画像

イヤホン本体が見えるケースでこれほど高級感のある商品は見たことがありません。カラーは6色ありましたが、黒だパッとしないしピンクだと派手過ぎる。そんな感じで悩んだ結果グリーンを購入しました。

機能知らずにデザインだけで購入したので、実際に使用してみるまでどんな商品かわからなかったですが、思った以上に性能は高かったです。

・高すぎる外音取り込み機能

・音声案内が肉声に近い

・音質は安心の日本の音響機器メーカー”オーディオテクニカ”

・アプリ機能がめちゃくちゃ細かい

機能の高さは納得できる部分もありますが、高すぎて困る部分もある完全ワイヤレスイヤホン。正直、外音取り込み機能の高さなら2万円以下で勝てる商品はありません。

オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GRのスペック

オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GRの画像

【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】【JBL WAVE BEAM2】
値段(税込み)9,800円8,030円
販売カラー6種類4種類
イヤホンタイプカナル型カナル型
連続再生時間イヤホン単体:6.5時間

ケース併用:20時間

イヤホン単体:最大10時間(ANC8時間)

ケース併用:最大30時間(ANC24時間)

対応コーディックSBC SBC / AAC
操作方法タッチセンサータッチセンサー
アプリ対応専用アプリ「Audio-Technica | Connect」専用アプリ「JBL Headphones」
音質中高音メインの音質弱ドンシャリ音質
ノイズキャンセリング非搭載搭載
外音取り込み機能搭載搭載
音質プリンセット搭載4種類
マルチポイント搭載搭載
ワイヤレス充電搭載非搭載
ゲームモード搭載搭載
ボタン操作変更搭載搭載
イコライザー機能搭載手動調整無し

約1万円って価格を考えると性能はそこまで高く感じません。ただ、実際に使用してみると外音取り込み機能の性能は本当に高い。外音取り込み機能よりノイズキャンセリングを重要視している方もいますが、外音取り込み機能もかなり重要。

イヤホンを外す手間なく会話ができるってかなり便利です。だったらイヤーカフ型やインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンにすればいいって方もいますがそうじゃないんです。

✅イヤーカフ型

→イヤリングに干渉しやすいし音質が悪くなりがち

✅インナーイヤー型

→落としやすい無くしやすい音質悪くなりがち

カナル型

✅→イヤリングにも干渉しないし無くしにくいし音質も悪くならない

無くさないし邪魔にもならないし耳穴にフィットしているから音質が悪くなりにくい。そのまま会話ができるからこそのカナル型です。

特に外音取り込み機能に特化した【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】は周りの音と会話の音声を自然に近い状態で耳に届けてくれます。機械的な音も悪くは無いですが、会話中は違和感だらけで好きな人はいないでしょう。

そんな違和感の無い音声が聞けるのが【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】なんです!!

【JBL WAVE BEAM2】はうどん型ですが、外音取り込み機能の性能が高い完全ワイヤレスイヤホン。こちらはノイズキャンセリングも搭載されているので機能面ではバランスがいいです。

ただ、外音取り込みのアプリ機能は【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】が上になっています。

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女性向けで小型のケースとイヤホン

女性向けで小型のケースとイヤホン

手のひらサイズの充電ケース。汚れもつきにくいしキズも目立ちにくい。上面のイヤホンが見える仕様はかなり好き。

入っているかどうか一目でわかるし、何よりロゴが少し陰になってケースに映っているのが本当に素晴らしい!!

イヤホン本体は両耳で10g以下

イヤホン本体は両耳で10g以下

本当に小さい。耳からはみ出るサイズ感ではないし、耳のどこにも邪魔にならない。少し心配なのが小さすぎて無くさいかどうか。それぐらい軽く小さいです。

イヤホン単体→片耳約4g

充電ケース込み→約50g

4gは10円硬貨とほぼ同じ重さ。あってないようなもの。

購入時にイヤホンの重さを知りたいと思う方はほとんどいないので書く必要は無いと思っていますが、それぐらい軽いって言いたいわけです。

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ワイヤレス充電対応

このデザインでUSB充電は緊急時にしかやりたくないので搭載されていてよかった。これで搭載されていないなら、デザインの無駄遣いですからね。

ワイヤレス充電器を持っていないなら安いやつでもいいので1台は持っておきたい。1,000円台で買えるものも多いから。

メーカー品で安いのだったらこれで十分です。

日本語の音声案内はめちゃくちゃ聞きやすい

ちゃんとしている‼機械的な音声ではなく肉声に近い。機械的な声ってどうしても違和感が出てくるからあまり好きにならない人も多いですが、この音声ならかなり聞きやすい。

しかも日本語で案内してくれるから操作の間違いもしにくい。この音声案内は1万円以下ではオーディオテクニカさんぐらいしか搭載されていないと断言できる性能の高さです!!

周波数高めの中高音メインの音質

【オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR】

長時間使用できるように聞きやすい音質で作られています。値段を考えるとこれぐらいはあってほしいと思える音質をドンピシャで作った感じ。

低音はそこまで強くないが、中高音は長時間使用しても聞きやすい。曲によってはサ行が刺さりますがオールジャンル楽しめるような音質です。

低音が弱いと感じる人もイコライザーの”Bass Boost”を使えば低音が強化されます。その分中高音の周波数が少し下がるので気をつけてください。

バランスがいいのがイコライザーの”Vocal”です。ボーカルメインになるので声がかなり聴きやすい。個人的には一番おすすめしたいです。

イコライザーはおまけ程度だが多少はいじれる

イコライザーはおまけ程度だが多少はいじれる
イコライザーはおまけ程度だが多少はいじれる

音質がいいので使う必要もないといった感じ。本当におまけ程度にしか搭載されていません。

ただ、4種類あるイコライザーはそれぞれ音の強度が変更できるようになっています。通常は強めの強度で設定されているので、変更する場合は3種類から選んで変更してみてください。

対応コーデックはSBCのみだが

音質自体は高音質なので問題ないですが、対応コーデックをもう少し増やしてほしかったのが本音。

ただ、対応コーデックはあくまでも音質を決める一つの要素なのでSBCだけでもいいですが、ハイレゾ相当のLDACでこの音質を聴いてみたかったのも事実です。

外音取り込み機能は値段以上の性能の高さ

2万円以下ならトップクラスの外音取り込み機能。ただし、高すぎて一つだけ不便な点があります。

外で使うと音楽が聞こえない

いい意味での弊害。音楽を聴いても周りの音で何も聞こえないで外での使用は本当におすすめできない。まぁ、家で使う用の外音取り込み機能ですね。家の中ならかなり便利。

搭載されている外音取り込み機能も2種類あるからいろんな日常シーンで使うことができます。

✅ヒアスルー

→家事や何かの作業中にながら聴きで使用しても、チャイムやスマホの通知を確認できる

✅トークスルー

→宅配や来客など人と話すときはトークスルーに変更して会話メインに使用

音楽聞きながら何かをしても来客や宅配、スマホの通知に対応できるのでかなり便利です。ただ、機能面に少し違いがあるので間違いないように注意してください。

✅ヒアスルー

→音楽聞きながら周りが聞こえる一般的な外音取り込み機能

✅トークスルー

→音楽を停止もしくは小さくして周りの音を聞くのに特化している

ヒアスルー=外音取り込み機能

ヒアスルー=外音取り込み機能

ヒアスルーが一般的に外音取り込み機能と呼ばれている機能。アプリ機能とイヤホン本体で操作が可能になっており、アプリ機能では外音の取り込む量の調整もできます。

これは他メーカーのワイヤレスイヤホンではほとんど見かけない機です。

トークスルー使用中は音楽を停止もしくは小さくなる

トークスルー使用中は音楽を停止もしくは小さくなる

トークスルーのアプリ設定は2つ。

・タイプ変更

→ナチュラス&ストロング

・トークスルー中の音楽再生量

→音量中&音量小&消音

私の場合は「ストロング・音量小」にしています。

この組み合わせだと音楽はほぼ聞こえないので消音でもいいですが、気持ち期待したい部分があるのでこの設定にしています。

風切り音はガッツリと聞こえる

外音取り込み機能に特化しているが故の弊害。風切り音はガッツリときこえます。それこそボボボーボ・ボーボボみたいなノリで爆音が聞こえる。

ノイズキャンセリングが搭載されていないので仕方のない事ですが、風が強い日は外で扱いづらいですね。

アプリ機能はめちゃくちゃ細かい

アプリ機能はめちゃくちゃ細かい

メイン画面オーディオシステム
・アンビエントコントロール

・イコライザー

・低遅延モード

プライベートタイマー

・音楽再生

・表示項目の編集

・アンビエントコントロール

・トークスルー

・イコライザー

・低遅延モード

・ボリュームステップアップ

・左右のバランス調整

・サイドトーン

・プライベートタイマー

・キーサイン

・タッチセンサー

・音声ガイダンス

・接続機器管理

・置き忘れアラート

・操作ガイド

・ヘルプ

・製品情報

外音取り込み機能に関係する機能と、音の調整に関する機能がものすごく多い。

初期設定さえしてしまえば問題ないと思うかもしれないが、使ってみないと調整しにくい機能も多くあります。

設定しておいた方が使いやすくなる機能

設定しておいた方が使いやすくなる機能
初期設定使ってみて調整
・キーサイン

→ボタン操作にトークスルー/ヒアスルーを追加

・音声ガイダンス

→日本語音声に変更

・接続機器の管理

→マルチポイントの接続設定

・アンビエントコントロール

→ヒアスルーの外音取り込み量を調整

・トークスルー

・使用中の強度と音楽再生量を調整

必要最低限これを設定しておけば利便性が上がります。特に初期設定の「キーサイン」ち「音声ガイダンス」は必須。

ボタン操作は長押ししか自由に変更できませんが、トークスルー/ヒアスルーが初期設定だとイヤホン本体で操作できないの長押しボタンは設定した方がいいです。

私の場合は画像のように左がトークスルー、右がヒアスルーに設定してあります。イヤホン操作できないとかなり不便なので変更しておきましょう。

アンビエントコントロールとトークスルーの調整は実際に使ってみてからの方が調整しやすいです。

まとめ:主婦向けのデザインと性能

GOOD

・長時間聞きやすい中高音メインの音質

・外音取り込み機能は2万円以下トップクラス

・日本語音声が聞きやすい

・シンプルにデザイン性が高い

・イヤホン本体が両耳で10g以下

BAD

・ノイズキャンセリング非搭載

・性能が高すぎて外で外音取り込み機能は使いにくい

搭載されている機能一覧

・外音取り込み機能2種類

・ワイヤレス充電

・アプリ機能

・イコライザー

・連続再生時間ケース併用20時間

外音取り込みに特化した完全ワイヤレスイヤホン。デザイン性の高さと音の聴きやすさなど女性をメインターゲットに作られています。

男性でも全然おすすめできる商品ですが、家事や家で作業しないなら男性は買うべきではありません。それより外で仕事して稼いで来いって話になる。ただ、定価1万円の値段を主婦がポンっと出せるかどうかって話。

私は値引きのタイミングで7500円で購入できましたが、そうでないなら5,000円前後のイヤーカフ型や外音取り込み機能搭載のカナル型の方がおサイフには優しい。

家で家事や仕事をするなら使いやすい商品なので、イヤホンを持っていないならこの商品でなくても1台は持っておいた方がいいでしょう。

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