いままでレビューした中でも低音の作りがかなりしっかりしているイヤーカフ型「Baseus Bowie MC1」「Baseus Bass BC1」
同じメーカーで値段が3,000円ぐらい違うがイヤホンとしての違いはどうなのか気になったので比較していきます。
「Baseus Bowie MC1」「Baseus Bass BC1」スペック
Baseus Bowie MC1 | Baseus Bass BC1 | |
参考価格 | 9,980円(税込み) | 6,580円(税込み) |
対応コーディック | SBC.AAC | SBC.AAC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.4 | Bluetooth6.0 |
防水規格 | IP57 | IP55 |
ドライバー | 3マグネットドライバー | 12.0mmドライバー |
操作方法 | 物理ボタン | 物理ボタン |
連続再生時間 | イヤホン単体:9時間 ケース併用:40時間 | イヤホン単体:7.5時間 ケース併用:40時間 |
急速充電 | 10分で2時間 | 15分で2時間 |
マルチポイント | 搭載 | 搭載 |
ワイヤレス充電 | 非搭載 | 非搭載 |
音質 | ◎ | 〇 |
マイク性能 | 〇 | 〇 |
操作性 | ◎ | ◎ |
アプリ | 「Baseus」 | 「Baseus」 |
カラーバリエーション | ホワイト・ブラック | ホワイト・ブラック |
Baseus Bowie MC1
GOOD | BAD |
・低音の作りがカナル型と同じかそれ以上 ・全体の音質が1万円以下でもトップクラス ・エアクッションがついており耳への負担を軽減してくれる ・音漏れが少なく外で使うと聞こえないレベルはある | ・アプリ機能でできることが少ない |
Baseus Bass BC1
GOOD | BAD |
・バスブーストモードでカナル型と同じ低音の厚みを感じる ・音の響きを重視した空間オーディオ ・片耳使用がしやすいボタンのカスタマイズ性 ・柔軟性がありながらしっかりとした装着感 ・地図表示していくれるイヤホンを探す機能 | ・中高音域が値段相応に少し荒い ・「空間オーディオ・低遅延モード」はアプリからのみ変更可能 |
比較してわかったこと7点
1.「Baseus Bowie MC1」の方が中音域がクリア
2.低音の作りは両方とも一緒
3.ケースとイヤホンの作りは別物
4.アプリ機能でできることは「Baseus Bass BC1」のほうが多い
5.装着感は「Baseus Bowie MC1」の方が上で操作感は一緒
6.キーカスタマイズで低遅延モードの変更ができない
7.値段を考えると両方ともコスパはいい
1.「Baseus Bowie MC1」の方が中音域がクリア
Baseus Bowie MC1
商品のポイント
カナル型と同じレベルの低音の厚みと重さ
中高音域が「Baseus Bass BC1」よりクリアで聴きやすくなった

Baseus Bass BC1
商品のポイント
カナル型と同等レベルの低音の厚みと重さがある
独自のバスブーストモードが低音の厚みを上げている
中高音域は値段相応の音質

値段の差がここに現れています。中高音域がよりクリアになり聞きやすくなりました。
「Baseus Bass BC1」は低音に少し引っ張られている印象でしたがそれが無くなったことにより音の輪郭がよりわかりやすくなっています。
「Baseus Bass BC1」のイコライザー&プリンセットで調整しても同じようにならないので音質だけで選ぶなら「Baseus Bowie MC1」の方が絶対にいい。
2.低音の作りは両方とも一緒


音質関連でもう一つ、低音の作りはほぼ一緒です。違いは無いといってもいいでしょう。多少クリアになっているかなと思ったけど気のせいだったレベルです。
両方ともバスブーストモードと呼ばれる低音を強くする機能が搭載されているので大きな違いはでにくかったのかもしれません
3.ケースとイヤホンは別物
画像の左は「Baseus Bowie MC1」で右が「Baseus Bass BC1」ですが、ケースとイヤホンの作りがまったく違います。
「Baseus Bowie MC1」は指紋や汚れがつきにくく、キズもカバンやポッケにいれればつくことはほぼありません。
「Baseus Bass BC1」は上下で素材が異なり、上は汚れや指紋キズなどがつきやすく、下は「Baseus Bowie MC1」と同じよな素材になっています。
イヤホンも同様に全く別物なっています。
「Baseus Bowie MC1」はエアクッションが搭載されており装着時の耳への負担を軽減してくれるほか、スタイリッシュなデザイン性があります。
「Baseus Bass BC1」は値段相応の作り。無骨ではないが過度な装飾もありません。左右の違いがわかるようにボタンの色が違うぐらいです。
ケースとイヤホンの作りは「Baseus Bowie MC1」の方がしっかりしています。ただし「Baseus Bass BC1」が悪いわけではないので購入するときの参考にしてください。
4.アプリ機能でできることは「Baseus Bass BC1」のほうが多い


Baseus Bass BC1 | Baseus Bowie MC1 |
・サウンド設定(ノーマル・ミュージック・シアター) ・EQモード(イコライザー&プリンセット) ・デュアルデバイス接続 ・バスブーストONOFF ・低遅延モード ・ジェスチャー変更(ボタン操作) ・ヘッドフォンを探す ・設定 | ・EQモード(イコライザー&プリンセット) ・バスブーストONOFF ・低遅延モード ・ジェスチャー変更(ボタン操作) ・ヘッドフォンを探す ・設定 |
「サウンドモード・デュアルデバイス接続ONOFF」の設定が「Baseus Bowie MC1」にはありません。
デュアルデバイス接続ONOFFは「Baseus Bowie MC1」ではイヤホンで直接操作するのでなくても問題ないですが、サウンド設定は少し欲しかった。
お世辞にも性能は高くない空間オーディオでしたが「Baseus Bowie MC1」で搭載されていたら少し聴いてみたかったとは思ってしまいました。
5.装着感は「Baseus Bowie MC1」の方が上で操作感は一緒
音が出る部分にエアクッションが搭載されており装着感はバツグンにいい。耳から少し離れるから音が悪くなると心配していましたが一ミリも関係ありませんでした。
反対側の操作部分も耳にしっかり固定されるため操作に影響はありません。
操作感に関しては「Baseus Bass BC1」と同じでした。多少のボタン反応の違いはありますが1万円以下ならほぼ一緒レベルです。
6.キーカスタマイズで低遅延モードの変更ができない


ジェスチャー機能もありますが微妙に使い勝手が悪い。低遅延モードや「Baseus Bass BC1」に搭載されているサウンド設定の変更がアプリからしかできません。
サウンド設定はいいとしても低遅延モードはイヤホンで操作できるようになるといいなとは思っています。
7.値段を考えると両方ともコスパはいい
値段を考えるとコスパは高い。
1.同じ値段帯のカナル型とほぼ同じ音質
2.アプリ機能は搭載されておりカスタマイズができる
3.Amazonで値引きされることが多く通常価格より安く買えることがある
4.1万円以下のため多少乱雑に扱える
両方とも1万円以下で購入できることもあり学生や社会人でも手が出しやすい金額です。「Baseus Bass BC1」に関して言えば5,000円以下になる事なんてザラにあります。
「Baseus Bowie MC1」も最大限値引きされたときは5,000円前後の価格で購入することができました。
けっこうな頻度で値引きされるのでそのタイミングで購入してみてください。
まとめ:両方とも人気商品の対抗馬になる商品


人気の高い「SOUNDPEATS UU」や「EarFun Clip」の対抗馬になるレベル。
「SOUNDPEATS UU」より「Baseus Bass BC1」の方が低音が重く中高音域が同じぐらい。物理ボタンで操作は同じぐらいですが、キーカスタマイズは「SOUNDPEATS UU」の方がカスタマイズ性が高いです。
「EarFun Clip」は「Baseus Bowie MC1」より中音域がクリアな反面、低音が軽くなっています。「EarFun Clip」はアプリ機能も豊富のため使いやすく操作性もいいです。ただし、低音だけは圧倒的に「Baseus Bowie MC1」に重さを感じる作りとなっています。
それぞれ違う個性があるので自分の好みに近い商品を探してみてください。