【EarFun Free Pro 3 レビュー】この小ささでパワフルな低音と高音質が魅力

2023年に発売された大人気商品。小さいイヤホンながらもパワフルな低音と全体の音のバランスの評価が高いです。

正直に言えば形が違うカナル型の「EarFun Air Pro 3」と同じぐらいの性能。違いは形だけといってもいいでしょう。

ただし、その後に発売された「EarFun Air Pro 4」の性能がかなり上がったので、イヤホンの形を気にしないなら絶対に「EarFun Air Pro 4」の方がいいと断言できるワイヤレスイヤホンです。

後続機を早く期待したい商品とも言える。

✅「EarFun Free Pro 3」の機能

・ノイズキャンセリング&外音取り込み機能

・アプリ機能

・イコライザー&プリンセット

・ワイヤレス充電

・ボタン操作変更

・急速充電

GOODBAD
・耳にフィットする形状の小さいイヤホン

・付け外しがしやすいように専用の装備がある

・付属品のイヤーピースのサイズが多い

・ワイヤレス充電&急速充電に対応している

・ハイレゾ相当のコーディック”LDAC”に対応していない

・耳適応型ANCが意味不明

EarFun Free Pro 3のスペック

「EarFun Free Pro 3」「EarFun Air Pro 4」
値段(定価)8,990円(税込み)9,990円(税込み)
対応コーディックaptx Lossless、aptx Adaptive、SBCaptx Lossless、aptx Adaptive、LDAC、SBC
‎‎Bluetooth規格Bluetooth5.3Bluetooth5.4
防水規格IPX5IPX5
連続再生時間ANCオフ-最大7.5時間、充電ケース使用時は最大33時間 / ANCオン-最大6時間、充電ケース使用時は最大27時間 *音量、音声フォーマットにより持続時間は異なりますANCオフ—-11時間(イヤホン単体)、52時間(充電ケース込み)
ANCオン—-7.5時間(イヤホン単体)、35時間(充電ケース込み)ANC&LDACの状態と再生時間について
1. ANCオフ&LDACオフ—-最大11時間、 ケース込み52時間。
2. ANCオン&LDACオフ—-最大7.5時間、ケース込み35時間。
3. ANCオフ&LDACオン—-最大8.5時間、ケース込み40時間。
4. ANCオン&LDACオン—-最大6時間、 ケース込み28時間。
マルチポイント
ワイヤレス充電
音質◎◎
ノイズキャンセリング◎◎
外音取り込み機能
操作性
アプリ「EarFun Audio」対応「EarFun Audio」対応

Amazonで値引きされて6,000円台で購入できることが多いワイヤレスイヤホン。値段の割にスペックは高めで、音質もしっかりしている。

特に注目してほしいのはイヤホンの小ささとアプリでできることの多さ。イヤホン本体が通常の形ではなく少しだけ横長になっています。この形が耳にフィットするように考えられた形。

ほとんどの人は耳にフィットするでしょう。

音質は低音メイン。解析度はそこまで高くはないが、値段相応の解析度はありボーカルや楽器の音をしっかりと届けてくれます。全体的に低音寄りですがそれを感じさせにくいバランスの取れた音質です。

→「EarFun Air Pro 4」レビュー

EarFun Free Pro 3の特徴的な部分

・付属品のイヤーピースが多め

・専用の付属品がある

・専門家監修のプリンセットが2種類搭載されている

特徴的な部分は性能ではなくイヤホン本体とその付属品。特にイヤーピースは全部で6組あり、そのうち1組はスポンジタイプのイヤーピースになっています。使用すると音自体が少し変化するのでお好みで使ってみてください。

付属品には他にも耳から取り外しやすいように専用の付属品が入っています。本体と合わせて3組。1組はつかむところがないバージョンとなっています。

ケースとイヤホン

「EarFun Free Pro 3」「EarFun Air Pro 4」
ケースタイプ置き型タイプ置き型タイプ
ワイヤレス充電対応対応
USB急速充電10分で最大2時間10分で最大2時間
ケースの大きさ(高さ×奥行き×横幅)30.0×26.3×67.029.1×46.5×62.4
イヤホンの重さイヤホン片耳約5.4g/ケース込み約41.5gイヤホン片耳約5g/ケース込み約56g
その他専用の付属品があるケース内部にランプを搭載

コンパクトかつ無駄のないケース

カラーはブラックを購入。ケースは横長の作りになっています。高さは他の商品と比べても高くないので持ち運びには便利。

ケース自体にキズと指紋はつくけど目立たないタイプ。ホワイトならキズは目立つかもしれない。

中にリセット/接続ボタンが搭載されています。ただ、スマホを交換するときしかほぼ使うことは無いと思ってください。テストで使って以降は実際に使用したことは無いです。

専用装備が気になる小さいイヤホン

イヤホンは耳に入る小さいサイズ。このタイプのイヤホンはけっこうめずらしい。特に特徴的なのが専用の装備があること。

耳にイヤホンをはめると取り出しにくいのを補うために装着されています。

付属で3組入っており、うち一組はフックがないバージョンになっています。装備がなくても付け外しに不備がないならフックがないものを装着しましょう。

ワイヤレス充電&急速充電に対応

イヤホン単体で最大7.5時間、ケース併用だと最大33時間使用可能です。

ワイヤレス充電&急速充電にも対応しています。急速充電は10分で2時間なので充電が切れても通勤通学ぐらいならすぐに使えます。

装着感と操作性

「EarFun Free Pro 3」「EarFun Air Pro 4」
装着感

耳に隙間なく入る形をしている

一般的なカナル型装着感

操作性

普通

普通

ボタンの反応

ワンテンポ遅い

ワンテンポ遅い

ボタン操作の音の有無あり

何回押しても1回のみ音が出る仕様

あり

何回押しても1回のみ音が出る仕様

耳にフィットする考えられたイヤホン

イヤホンの形状が耳にジャストフィットするように考えられています。ただ、あわない人にはとことんあわない。

そのためイヤーピース選びが結構重要。本体に付属されているやつだと高確率でフィットしないからイヤーピースは交換してください。

小さいの弊害で操作はしにくい感じはある

悪くはないけど少しだけ操作がしにくい。ボタンの反応もワンテンポ遅い分しっかりと操作しないといけない感じがある。

反応の部分は「EarFun Air Pro 4」と同じであまり褒められたものではありません。

ボタン操作変更は通話以外できる

4つのボタン操作がすべて変更できます。画像はカスタマイズしたものですが、自分好みに調整することで利便性は格段に上がります。

音質

「EarFun Free Pro 3」「EarFun Air Pro 4」
対応コーディックaptx Lossless、aptx Adaptive、SBCaptx Lossless、aptx Adaptive、LDAC、SBC
搭載ドライバー7mm径ウールダイナミックドライバー10mm複合フィルムムービングコイルドライバー
マイク性能
低音域

EarFun特有の重低音

低音抑えめだがしっかりと効かせてくれる

中音域

バランスの取れている感じがある

少しボーカルよりで聞きやすい

高音域

荒さはそこまで感じないが低音が強い影響が少しある

周波数が高くもなく低くもないが刺さることもない

全体の音質

解析度は値段相応で低音メインの音質

個人的には聞きやすい部類です

◎◎

バランスがとれているドンシャリ音質

3Ⅾオーディオの性能非搭載非搭載

低音メインの聴きやすい音質

EarFun特有の低音がメインの音質。全体の解析度はそれなりにあるが「EarFun Air Pro 4」より低め。音質的には刺さることもなければ高音が強すぎるといった欠点もないため聞きやすい音質って印象。

悪くはないけど解析度や音質で選ぶなら「EarFun Air Pro 4」の方がいい。

「EarFun Air Pro 4」は解析度の高いドンシャリ音質。値段以上のおんしつで 1万円台後半のワイヤレスイヤホンと比べても遜色ないレベルの音質です。

少しだけ高音が高いですが、全体のバランスもよくAmazonでもかなり売れています。

1万円以下ワイヤレスイヤホンならBEST3に入る商品です。

Amazonで1か月に1万個以上売れたことがある大人気ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 3」の後続機が発売されました。前の性能でもかなり高かったですが「EarFun Air Pro 4」はそれ以上の性能向上と音質になっていま[…]

マイク性能はそれなり

周辺音も拾うけど音声もハッキリ聞こえるレベルに作られています。

✅静かな環境

✅掃除機を使用した環境

騒音とかはあまり軽減されていないが声もハッキリ聴きとれる。音の大きい掃除機ですらこれなら外で使う分には困ることはほぼありません。

イコライザー&プリンセットはやっぱり優秀

EarFunアプリはやっぱり種類も多いしできることも多い遊べるアプリ機能になっています。

・20種類以上のプリンセット

・適応型イコライザー

・カスタムイコライザー

まずこれが標準装備されているのがうれしい。まぁ、使うのは大体が適応型イコライザーになると思いますが、自分好みにカスタマイズもできるし、プリンセットから選ぶこともできるのがうれしい。

専門家監修のプリンセットが2つ搭載されている

それなりに音楽に精通した人が作ったプリンセットが2つ搭載されています。聴いてみると確かにいいと思う反面、使う必要はないかなとも思ってしまいました。

ノイズキャンセリング&外音取り込み機能

「EarFun Free Pro 3」「EarFun Air Pro 4」
ノイズキャンセリング

耳の形を選ぶ謎方式

◎◎

5種類から選択可能

手動調整不可

外音取り込み

減音もホワイトノイズもなく聞こえやすい

デフォルト・バランスから選択可能

デフォルトだとホワイトノイズあり周辺音は自然に聞こえる

風切り音低減

ノイズキャンセリング中に使用可能

ウインドカットANCモード搭載

ノイキャン使用時のみ使用可能

最大-43dBのノイズを軽減

めちゃくちゃ高いわけではないが、必要なラインは超えています。-40dBあればほとんど困ることは無いですからね。

謎仕様の耳適応ANCの設定

これが本当に意味不明。耳の形でノイズキャンセリングをしっかり効かせる的な感じなのだが、使ってみても違いがほとんどわからない。

これを搭載するぐらいなら「自動・手動」ぐらいは搭載してほしかった。

外音取り込み機能は1万円以下でもトップクラスに高い

まず間違いない性能。減音もほぼなくホワイトノイズもありません。これと同じぐらいの性能は1万円以下でも数えるほどしかない。

レビューした中だと「オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR」と「JBL WAVE BEAM2」が外音取り込み機能の性能が高いです。ただし、特化している分外で使うと音楽が一切聞こえません。

→「オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR」レビュー

→「JBL WAVE BEAM2」レビュー

アプリ機能

アプリ機能
・「ノイキャンモード」「外音取り込みモード」「ノーマルモード」変更

・ゲームモード

・イコライザー

・キーカスタマイズ

・オーディオ品質の優先順位の変更

・ゲームモード

・キーカスタマイズ

・デュアルデバイスの接続

・通話マイクの設定

・音声ガイダンスの設定

・イヤホンを探す

・初期設定に戻る

・現在のデバイスを削除する

「イヤホンを探す」とノイズキャンセリングの「耳適応型ANC」以外は完璧なアプリ機能。アプリ機能だけなら全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスです。

とりあえず初期設定でやってほしいのがいくつかあります。

・コーディックの変更

・デュアルデバイスの接続

・イヤホン操作の変更

・適応型イコライザーの調整

これだけやれば準備完了です。ノイズキャンセリングの耳適応型ANCはやらんでも問題なし。ぶっちゃけ違いがわからんから。せめて絵は変えてほしいよね。

まとめ:日常でも運動でも仕事でも使える万能タイプ

「EarFun Free Pro 3」
値段(定価)8,990円(税込み)
対応コーディックaptx Lossless、aptx Adaptive、SBC
‎‎Bluetooth規格Bluetooth5.3
防水規格IPX5
連続再生時間ANCオフ-最大7.5時間、充電ケース使用時は最大33時間 / ANCオン-最大6時間、充電ケース使用時は最大27時間 *音量、音声フォーマットにより持続時間は異なります
マルチポイント
ワイヤレス充電
音質
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能
操作性
アプリ「EarFun Audio」対応
GOODBAD
・耳にフィットする形状の小さいイヤホン

・付け外しがしやすいように専用の装備がある

・付属品のイヤーピースのサイズが多い

・ワイヤレス充電&急速充電に対応している

・ハイレゾ相当のコーディック”LDAC”に対応していない

・耳適応型ANCが意味不明

どんな場面でも使用できる万能タイプ。ただし「EarFun Air Pro 4」が同じ価格帯で販売されているのでイヤホンの形にこだわらないなら「EarFun Air Pro 4」の方が絶対にいい。

基本性能が全部上なので今買うなら「EarFun Air Pro 4」になるかな。

Amazonで1か月に1万個以上売れたことがある大人気ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 3」の後続機が発売されました。前の性能でもかなり高かったですが「EarFun Air Pro 4」はそれ以上の性能向上と音質になっていま[…]