2025年4月にこっそり発売していた「QCY Crossky C30S」
前に購入した「QCY Crossky C30」は発売してから結構人気がありましたが「QCY Crossky C30S」はあまり話題になっていません。
1万円以下ワイヤレスイヤホンハンターとしては気になったわけで購入しました。ちょっとしか値段の違いがないから安い方の「QCY Crossky C30」いいやと思った方必見です!!
倍の値段してもおかしくない機能面があります。レビューした1万円以上のイヤーカフ型より音質も機能面も同じかそれ以上です。Sってスーパーの意味かもしれないと思ったレベル。
✅「QCY Crossky C30S」の機能
・マルチポイント
・ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応
・10分で1時間の急速充電
・連続再生時間が最大40時間
・アプリ機能対応
・ボタン操作変更可能
・イコライザー&プリンセット
・空間オーディオ
GOOD | BAD |
・LDAC対応でよりクリアな音質に ・低音の厚みを感じつつ中高音が心地いい高音質 ・それなりにしっかりした空間オーディオ ・連続再生時間が最大40時間と長い ・LDAC使用中に2台同時接続が使用可能 ・アプリ機能が充実している | ・空間オーディオ使用中はLDAC使用できない ・イヤホンデザインは「QCY Crossky C30」の使いまわし ・イヤホンを探す機能はBluetooth接続していないと使用できない ・マイク性能は△ |
「QCY Crossky C30S」のスペック
QCY Crossky C30S | QCY Crossky C30 | |
値段(Amazon値引き前) | 7,880円(税込み) | 6,380円(税込み) |
対応コーディック | SBC.AAC,LDAC | SBC.AAC |
Bluetooth規格 | Bluetooth6.0 | Bluetooth5.4 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットドライバー | 10.8㎜デュアルマグネット・ハイセンシティー・ドライバー |
操作方法 | タッチセンサー | タッチセンサー |
連続再生時間 | イヤホン単体:6時間 ケース併用:40時間 | イヤホン単体:5.5時間 ケース併用:25時間 |
急速充電 | 10分で1時間 | 記載なし |
マルチポイント | 〇 | 〇 |
ワイヤレス充電 | ✕ | ✕ |
音質 | ◎ | 〇 |
マイク性能 | △ | △ |
操作性 | 〇 | ○ |
アプリ | 「QCY」 | 「QCY」 |
カラーバリエーション | シルバー・レッド | パープル・ホワイト・ブラック |
今年買った中でもトップクラスに気に入ったイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン。
何が気に入ったって全部が気に入った!!
・LDACに対応でクリアな音質
・急速充電対応で忙しくても充電できる
・中高音メインの音質がめちゃくちゃ自分に刺さった!!
・装着感や操作性は「QCY Crossky C30」と同じレベルで操作しやすい
・手が届く価格帯
個人的に大好きだったイヤーカフ型「JLab Flex Open Earbuds」や「SOUNDPEATS CC」をぶっちぎりましたね。
いい部分もあれば悪い部分もあるのが商品というものですが、全体の機能がバランスよく悪い部分がほとんどあません。
イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを買ったことがない人は絶対に最初に選んでほしいレベルの商品です。
QCY Crossky C30Sの特徴
・ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応
・空間オーディオ搭載
・マルチポイント&マルチペアリング搭載
・指向性オーディオ技術で音漏れを90%以上のカット
・最新のBluetooth6.0を搭載
最新の技術をこれでもかって入れた感じ。1万円以下ってことが信じられません。
特にBluetooth6.0はイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンでは初ではないでしょうか??違ってたらごめんだけどそれだけ技術の向上がすごい。
あと地味にうれしいのがマルチポイント使用中にLDACが使用できる点。
1万円以上のワイヤレスイヤホンでも使用できない商品がある中で”1万円以下・イヤーカフ型”で使用できるのはありがたい。
Sじゃない方と何が違う??
・ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”対応
・マルチポイント中でもLDAC使用可能
・よりクリアな音質へ
・空間オーディオの音質向上
・連続再生時間が最大40時間と15時間近く伸びた
・Bluetooth5.3→Bluetooth6.0
1,500円差で結構な違いがあります。たった1,500円って考えると最初からこっちだけを出してほしかったって言うのが本音。
ただ「QCY Crossky C30」が発売されてたった半年でこれだけ技術進歩が早いのは少し驚きのレベルです。
価格差以上の価値はあるのか??
音質&空間オーディオの向上とハイレゾ相当の対応コーディックLDACに対応しているので、それぐらいの値段差は全然許容できる。
LDAC使用中にマルチポイントを使用できる点もいい。完全な上位機種とは言いにくいが全体がちょっとずつグレードアップしているので、1,500円の差で悩むぐらいなら「QCY Crossky C30S」を選んだ方が後悔はしない。
ケースとイヤホン
QCY Crossky C30S | QCY Crossky C30 | |
ケースタイプ | 持ち型 | 持ち型 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
USB急速充電 | 10分で1時間 | 記載なし |
ケースの大きさ(高さ×奥行き×横幅)mm | 49.0×25.6×66.0 | 49.0×25.6×66.0 |
イヤホンの重さ | イヤホン片耳約5.2g/ケース込み約43.4g | イヤホン片耳約5.2g/ケース込み約42.7g |
操作方法 | タッチセンサー | タッチセンサー |
その他 | ケースの背面にUSB端子 | ケースの背面にUSB端子 |
ケースとイヤホンは「Crossky C30」と同じ
左が30で右が30Sです。
キズは多少つきやすいけど汚れが目立たないタイプのケース。指紋もつきにくく目立たないです。
基本デザインは一緒。C型イヤーカフ型でイヤホン本体のアーチ部分は柔軟性があります。
連続再生時間が40時間と長くなった
「QCY Crossky C30S」
→イヤホン本体:6時間 ケース併用:40時間
「QCY Crossky C30」
→イヤホン本体:5.5時間 ケース併用:25時間
連続再生時間が短い欠点も無くなったので本当に便利で長く使える。充電しなくても通勤通学なら1週間は余裕です。
装着感と操作性
QCY Crossky C30S | QCY Crossky C30 | |
装着感 | ◎ 柔軟性があり装着しやすいく圧迫感もない | ◎ 柔軟性があり装着しやすいく圧迫感もない |
操作性 | 〇 アプリ機能も充実で親指で安定操作 | 〇 アプリ機能も充実で親指で安定操作 |
ボタンの反応 | 〇 アプリでボタン感度の調整も可能 | 〇 アプリでボタン感度の調整も可能 |
ボタン操作の音の有無 | 無し | 無し |
装着感や操作性はCrossky C30と同じ
過不足のない装着感と操作性。特に装着感はどんな耳でも装着できる柔軟性があります。
操作性も高くアプリ機能でのボタン変更やボタン感度の変更もすることができます。
やっぱり便利なアプリ機能のボタン変更
アプリ機能でのボタン変更は必須。初期設定だと1タップが設定されておらず音量調整ができません。
イヤホンの音量が調整できるようになるので設定しておきましょう。
マルチポイントは切り替え式
スマホとパソコン使用時にマルチポイント設定しているとあとで音を出した方に接続が切り替わります。
その前に音を出していた方は音の再生が止まる仕様。切り替えは3秒ほどのタイムラグがありますが、他と比べるとそんなに長くない印象です。
LDACも使用可能なのでイヤーカフ型としてはかなり便利。他の1万円以下イヤーカフ型だと自動切換えもないものも多いので、これだけで利便性はかなり上がる。
音質
QCY Crossky C30S | QCY Crossky C30 | |
対応コーディック | SBC.AAC,LDAC | SBC.AAC |
搭載ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットドライバー | 10.8㎜デュアルマグネット・ハイセンシティー・ドライバー |
マイク性能 | △ | △ |
低音域 | 〇 イヤーカフ型の中ではしっかりとした重さを感じるが少し弱め | 〇 イヤーカフ型の中ではしっかりとした重さを感じる |
中音域 | 〇 ボーカルと楽器の距離感のバランスがいい | 〇 問題なしで可もなく不可もない |
高音域 | ◎ 刺さることもなく過不足なし | 〇 細かな楽器の表現は苦手 |
全体の音質 | ◎ 1万円以下イヤーカフ型でも音質はトップクラス | 〇 低音寄りで中高音域は少し重い印象だが値段以上の音質 |
中高音が向上した音質
低音の音質の向上より中高音域がよくなっている方が目立つ。
イヤーカフ型としては低音は重さを感じるレベルには作られているが「QCY Crossky C30」とそこまで大きな差ありません。
ただ、中高音域は音質がクリアになっておりより聞きやすくなっています。音の方向性や輪郭もよりしっかりしています。
1万円以下ではかなりの音質の高さ。イヤーカフでこれだけしっかりとした音を聴けると思ってもみませんでした。
人気の高い「SOUNDPEATS CC」と比べて聴いても見劣りしません。
低音域は「SOUNDPEATS CC」の方が厚みがありしっかりとした作りになっていますが、中高音域の作りは「QCY Crossky C30S」の方が上。
私自身は音質で全体のバランスが一番気にしていますが、その次ぐらいに中高音域を重要視しています。そういった意味では「QCY Crossky C30S」は好みの音質。
低音メインの音質が好みなら「SOUNDPEATS CC」の方が1万円以下でトップ、中高音域なら「QCY Crossky C30S」か「Anker Soundcore C30i」がしっかりとした音質があります。
空間オーディオはそれなりに聴ける
解析度が上がったからなの空間オーディオがある程度聴けるレベルになっています。
これぐらいだったら使ってもいいかなと思える。まぁ、空間オーディオを使うならカナル型ワイヤレスイヤホンの方がいいと思っているので私は使いませんが。
注意点としては空間オーディオ使用中はLDACは使用できません。
空間オーディオをONにすると自動でLDACはOFFになりスマホの設定がAAC設定ならAACに切り替わります。
音漏れは思った以上に少ない
指向性オーディオ技術で音漏れは思ったい以上に少ないです。80%の音量でも大きい音量なのに周りにはほぼ聞こえません。
さすがに真横に来られると多少聞こえますが、電車内や図書館など公共の場で周りに迷惑をかけることはありません。
マイク性能は若干悪い程度
✅「QCY Crossky C30S」
✅「QCY Crossky C30」
性能的には1万円以下イヤーカフ型で値段相応。若干こもり気味だが聴けるマイク性能はある。
ただ、仕事とかで取引先と話すとかだったらマイク性能がいいワイヤレスイヤホンの方がいい。
1万円以下イヤーカフ型ででおすすめできるのは「Anker Soundcore C30i」ぐらいしかないですが・・・。
✅「Anker Soundcore C30i」のマイクテスト
アプリ機能


- プリンセット
- イコライザー
- オーディオバランス
- ボタン設定
- タッチ感度
- ビープ音
- 電源オフタイマー
- 接続解除後の自動電源オフ
- ゲームモード
- 空間オーディオ
- LDACの切り替え
- スリープモード
- アップグレード
- イヤホンを探す
- 他の設定
アプリ機能はイヤーカフ型の中でも多いし便利。
ただ、QCYワイヤレスイヤホンを購入したことがない人はアプリ機能の登録があるから最初はめんどくさいと思う。メールアドレスとパスワード設定は必須だから。
あと若干アプリの安定性はあやしいが中華製アプリだからそこはあきらめてほしい。
LDACの設定は初期でしておくべき


・LDAC使用中に空間オーディオは使えない
・変更はアプリからのみ
LDACからの切り替えはイヤホンの再接続後になります。自動でしてくれるの操作は一切いりませんが、ラグが10秒近くあるので最初に設定しておいた方が楽です。
マルチポイント使用中でもLDAC使えるのでandroidスマホなら変更しておいた方が音質はいい。
イヤホンを探すは役に立たない
iPhoneのように外で落としても検索はできない。Bluetooth接続が検索条件になっているのでほとんど意味はありません。
自分の位置情報を調べるぐらいと、家の中で無くした時に音を出すぐらいです。
まとめ:1万円以下イヤーカフ型の今年1番の商品
QCY Crossky C30S | |
値段(Amazon値引き前) | 7,880円(税込み) |
対応コーディック | SBC.AAC,LDAC |
Bluetooth規格 | Bluetooth6.0 |
防水規格 | IPX5 |
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットドライバー |
操作方法 | タッチセンサー |
連続再生時間 | イヤホン単体:6時間 ケース併用:40時間 |
急速充電 | 10分で1時間 |
マルチポイント | 〇 |
ワイヤレス充電 | ✕ |
音質 | ◎ |
マイク性能 | △ |
操作性 | 〇 |
アプリ | 「QCY」 |
カラーバリエーション | シルバー・レッド |
GOOD | BAD |
・LDAC対応でよりクリアな音質に ・低音の厚みを感じつつ中高音がメインの高音質 ・それなりにしっかりした空間オーディオ ・連続再生時間が最大40時間と長い ・LDAC使用中に2台同時接続が使用可能 ・アプリ機能が充実している | ・空間オーディオ使用中はLDAC使用できない ・イヤホンデザインは「QCY Crossky C30」の使いまわし ・イヤホンを探す機能はBluetooth接続していないと使用できない ・マイク性能は△ |
2025年上半期で購入したイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの中でトップの性能。1万円以下でここまでのイヤーカフ型があるとは思ってもみませんでした。
マイク性能は少しこもり気味で決していいとはいえませんが、それ以外は満点に近い。
定価でもお値段以上ですが、値引きされて5,000円台なら迷わずおすすめできるレベルの商品です。