【QCY Crossky C50 レビュー】バランスがいい高音質な左右同一タイプのイヤーカフ型

1万円以下イヤーカフ型を今まで10個以上購入してきましたが「U型・タッチセンサー」のイヤーカフ型を買っていないことに気付いた。

で、さっそく購入。「QCY Crossky C50」って商品だけどQCYはカナル型でも3個ぐらい買っていたのが決め手で選びました。

ほどよい金額で高性能な商品が多かったのがQCYワイヤレスイヤホンの印象だったのが「QCY Crossky C50」を使って少し変わった。

値段以上の音質でびっくり!!悪いところが見当たらない優良ワイヤレスイヤホンです。

✅「QCY Crossky C50」搭載機能

・マルチポイント&マルチペアリング

・アプリ機能

・イコライザー&プリンセット

・空間オーディオ

・ボタン操作変更

・ダイナミックEQ

・空間オーディオ

・左右同一イヤホンの左右自動検出機能搭載

GOODBAD
・全体のバランスがしっかりしている高い音質

・感度の調整が可能なタッチセンサー操作

・耳への負担が少ないやわらかい装着感

・出来ることが多彩なアプリ機能

・汚れも指紋もキズもつきにくいケース

・左右同一タイプのイヤホンで左右の自動検出も搭載されている

・特にありません

QCY Crossky C50スペック

QCY Crossky C50

QCY Crossky C30S

値段(参考価格)6,580円(税込み)7,880円(税込み)
対応コーディックSBC.AACSBC.AAC,LDAC
‎‎Bluetooth規格Bluetooth6.0Bluetooth6.0
防水規格IPX5IPX5
ドライバー10.8mmデュアルマグネットドライバー10.8mmデュアルマグネットドライバー
操作方法タッチセンサータッチセンサー
連続再生時間イヤホン単体:7.5時間

ケース併用:35時間

イヤホン単体:6時間

ケース併用:40時間

急速充電記載無し10分で1時間
マルチポイント搭載搭載
ワイヤレス充電非搭載非搭載
音質
マイク性能
操作性
アプリ「QCY」「QCY」
カラーバリエーショングレー・ホワイトシルバー・レッド

1万円以下イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの性能がしっかりあり、なおかつAmazonで値引きされることが多いQCY商品。実際に5,000円前後で購入することができました。

「音質・操作性・連続再生時間」のどれを確認してもしっかりとした性能があります。タッチセンサー操作なので物理ボタン操作に比べると少し押し間違いがありますが、ボタン反応もよく悪い部分がありません。

特に音質は1万円以下イヤーカフでも上位に入る作り。どこか突出していい商品ではなく全体のバランスがいい商品となっています。

2025年4月にこっそり発売していた「QCY Crossky C30S」前に購入した「QCY Crossky C30」は発売してから結構人気がありましたが「QCY Crossky C30S」はあまり話題になっていません。1万[…]

QCY Crossky C50の特徴

✅特におすすめしたい特徴

・ダイナミックEQ

・空間オーディオ

・音漏れ低減の指向性オーディオ

・豊富なアプリ機能

・左右同一タイプのイヤホン本体

左右同一タイプのイヤホンで左右の自動調整もやってくれる商品です。購入した中では「SOUNDPEATS CC」「SOUNDPEATS UU」しかありませんでした。

これがけっこう便利で、めんどくさがりな人や片耳使用をする方にとはかなり利便性がいい。

他には音質関連がしっかりしており、ダイナミックEQで低音の厚みを調整することもできます。空間オーディオも聴けるレベルに作られているため、悪い部分を探すことが得意な私でも欠点が見当たりませんでした。

「QCY Crossky C30S」との違い

形の違いはありますが、最大の違いは搭載されている機能の種類。

「QCY Crossky C30S」

→ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応

「QCY Crossky C50」

→ダイナミックEQ&左右同一タイプのイヤホン

それぞれ搭載されている機能で差別化をしています。

QCYイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンのU型とC型を両方レビューしたので比較していきます。意外と比較しないとわからないことも多いので参考にしてみてください。値段が少し安くなっている「QCY Crossky C30」も購[…]

ケースとイヤホン

QCY Crossky C50
ケースタイプ持ち型
ワイヤレス充電非対応
USB急速充電記載無し
ケースの大きさ(高さ×奥行き×横幅)mm50.7×28.5×64.0
イヤホンの重さイヤホン片耳約5.4g/ケース込み約46.0g
操作方法タッチセンサー
その他ケースに接続/リセットボタンあり

皮製品に似た指紋やほこりがつかないタイプ

レザー仕様のケース。いままで購入した中だと1万円以上になりますが「AVIOT TE-A1」が同じようにレザー仕様のケースでした。

このタイプは汚れもキズもつきにくいのでケースとしてはかなりしっかりしています。

エントリーモデルの「AVIOT TE-U1」が思った以上によかったので、続いて同じメーカのワイヤレスイヤホンを購入。今まで1万円以下を使ってた人は要注意!!プリンセットと3Ⅾオーディオの組み合わせで音のレベルが1段階違ってくるので、[…]

左右同一タイプのイヤホン本体

特徴1:音が出る部分が大きめ

他のイヤーカフと比べるとかなり大きめ。音漏れも心配もありましたが、思った以上に音漏れは少ないので安心してください。

特徴2:左右同一タイプの自動検出仕様

左右どちらに入れても充電ることができます。取り出して耳に装着すると自動で左右の判断をしてくれるのでボタン操作の変更も必要ありません。

左右同一タイプのU型の初代は「SOUNDPEATS UU」ですが、それと同じ作りをしています。

連続再生時間は最大35時間

急速充電の記載はなかったですが、フル充電は1~2時間以内で終了しました。記載がないだけで急速充電できるのかもしれません。

マルチポイントの仕様

1台目に音楽や動画を流していると2台目で音楽などを流しても再生されない仕様です。必ず使用しているデバイスの音を停止してから2台目を使用しましょう。

2台使用していてパソコンメインで使用していたらスマホの通知はわからりません。タイムラグもパソコン→スマホだと結構あったので注意してください。

逆にスマホ→パソコンは切り替えがかなりスムーズでした。スマホの性能で誤差が出ているのかもしれないので参考程度にしてください。

接続方法は以下の通りです。

1.1台目のBluetoothをOFFにする

2.2台目のBluetoothの接続する準備をする

3.ケースから取り出し2台目を操作する

4.2台目を接続したら1台目のBluetoothをONに戻す

1台目のBluetoothをOFFにしてから2台目の接続設定をしてください。

装着感と操作性

QCY Crossky C50
装着感

かなりやわらかい装着感

激しいスポーツなんかだと少し不安になるレベル

日常使用では問題なし

操作性

人差し指でも親指でも操作はしやすいです

ボタンの反応

ズレも少なく反応がいい

ボタン操作の音の有無あり

特定の操作以外3タップまで音が出ます

装着感は他のU型イヤーカフより柔らかい

激しい運動だと落ちる可能性があるぐらい装着感が柔らかい。圧迫感とか一切ないけど汗とかでズレそうなぐらいには少し心配するレベル。

日常で使う分には問題ないですが、スポーツとかは汗で滑るかもしれないから注意してほしい。

ボタン操作は3タップまでで長押しは無し

ボタン操作は3タップまで。長押しは無いですが両耳使用だと困ることはありません。

片耳使用だと多少使いにくいですが、ボタン設定をカスタマイズすればある程度使いやすくなります。

人差し指でも親指でも操作しやすい

タッチセンサー操作なので親指でも人差し指でも操作はしやすい。

アプリ機能でタッチ感度を操作することも可能なので、早くて反応しないとか遅くて反応しない場合は調整してみてください。

左右同一タイプの自動判別機能ありは神仕様

左右同一タイプは自動判別機能をセットで搭載してほしい。以前レビューした「Earaku AirCuff F306」は左右同一タイプのながらも自動判別機能がなかったので左右同一の意味が無くなっていました。

そう考えるとやっぱりセットで搭載されているイヤホンは本当に使いやすい。左右同一タイプ自動判別のメリットとしては

✅メリット

1.片耳使用だと充電が切れても同じ耳に装着できる

2.左右の違いがないためケースの左右どちらに入れても充電できる

3.片耳使用なので長時間使用が可能

もちろんデメリットもあります。

✅デメリット

1.ボタン操作が一部しか設定できない

2.片耳だとモノラル再生の音になる

使いやすくなる分音質はモノラル再生になり操作は少ししにくくなるので、片耳使用の場合はボタン操作の設定をしっかり吟味しましょう。

1万円以下イヤーカフ型で探していたら、どこかで見たような形のイヤーカフ型を発見したので購入しました。これって3万円以上する「Bose Ultra Open Earbuds」と同じ形だよね。1万円以下だと今までなかったからめちゃくちゃ[…]

音質

音質は初期設定の「デフォルト」のみで評価しています。ダイナミックEQを使う場合の低音の評価は7です。

全体のバランスがちょうどいい音質

QCY Crossky C50

商品のポイント

しっかりとした厚みのある低音

ダイナミックEQで低音が1段上に

全体的に柔らかめの音質

低音
6
中音
6
高音
6
解像度
6
総合
6
QCY Crossky C50
対応コーディックSBC.AAC
搭載ドライバー10.8mmデュアルマグネットドライバー
マイク音声

少しこもり気味

低音域

かなりしっかりした低音

ダイナミックEQを使用するとさらに1段上の音質になる

中音域

解像度もしっかりしている

楽器とボーカルの距離感は同じぐらい

高音域

高音部分の楽器の表現もしっかりしている

全体の音質

全体的にやわらかいバランスのいい音質

低音に引っ張られることもなく中高音域も聴きやすい

全体の音のバランスが本当にいい。どこか突出しているような音ではないので低音高音メインのドンシャリ音質より迫力は少し劣るが、とにかく聴きやすい万人向けの音質。

それでいて音の輪郭がしっかりしているため5,000円前後で聴ける音質じゃない。全体的に柔らかめの音質で解像度も値段以上。

低音はイヤーカフ型と考えるとかなりしっかりしておりダイナミックEQが無くても全然いい。中高音域は比較的クリアで重い印象もなくボーカルや楽器の表現もしっかりされています。

「EarFun Clip」よりクリアな音質ではないが「SOUNDPEATS CC」よりクリア。ちょうど中間のような音質をしています。

「SOUNDPEATS CC」の音質は迫力もありつつ音の広がりや響きを感じるいい音質ですが、個人的に少し聴きにくいので「QCY Crossky C50」はめちゃくちゃ刺さる音質の作りです。

操作性もいいので「イヤーカフ型・5,000円前後・タッチセンサー・U型」で選ぶならこれをおすすめするレベルです。

1万円以下ワイヤレスイヤホンで有名なEarFunで初めてのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンが発売されました。イヤーカフ型なのでEarFun特有の厚みを感じる低音があまりないかと心配していました。まぁ、杞憂だったんですけどね。イヤーカフ[…]

ワイヤレスイヤホンって左右の違いがあるのは当たり前だと思っていました。今まで購入したワイヤレスイヤホンは全てR/Lの表記があり、ケースも左右で分かれていたのでそういうものだと思っていた。ただ、今回紹介するワイヤレスイヤホン【SOUN[…]

ダイナミックEQで低音をさらに強化

アプリ操作のダイナミックEQで低音がさらによくなります。ONOFFにするだけで簡単に低音の作りが1段上がるのは本当にうれしい。

低音好きにはダイナミックEQを使用して、そうでない方は使用しなくても不満が出ないレベルで低音がしっかり作られています。

ダイナミックEQ使用の場合の評価は7で「Baseus Bowie MC1」「Baseus Bass BC1」と同じぐらいの厚みと重さ。

全体の音質も定価9,000円ちょっとする「Baseus Bowie MC1」と比べても遜色ない。正直タッチセンサーや物理ボタンのこだわりがなければどっちでもいいと言いきってしまうレベル。

同じ値段帯の「Baseus Bass BC1」と比べると音質は1段上。中高音域がかなりしっかりしているので音質だけで選ぶなら「QCY Crossky C50」のほうがいい。

物理ボタンとタッチセンサーの違いがあるから操作性は違うので注意してください。

以前購入した「Baseus Bass BC1」の上位機種を購入しました。数か月後に買うつもりだったけど、思った以上に値引きされていたのでAmazonでポチりました。結論から書かせてもらうと音質はかなりよかった。低音のがカナル型と同じ[…]

同じ日に発売された「Baseus Bowie MC1」とどっちを購入するか迷った結果「Baseus Bass BC1」を購入しました。値引きされて5,000円以下だったし「Baseus Bass BC1」がいい商品だったら値段が少し[…]

性能を考えた控えめながら使える空間オーディオ

これがこの商品で2番目ぐらいに驚いた!!5,000円前後の空間オーディオなんて今までハズレしかなかったけど、まともに使えるレベルの商品だった。

劇的に変わるってわけではないのがこの商品のいいところ。無理搭載した感じはなく値段相応の多少の変更で空間オーディオを再現している。

楽器類の距離感が近くなりボーカルが少し距離があるように作られています。無駄に変な改造をしていないからかなりまともに聴けます。

1万円以下イヤーカフ型の空間オーディオでは間違いなく1番まともな作りです。

マイク性能は若干悪い

✅QCY Crossky C50マイク性能

平均よりちょっと下の作り。私の声自体が低いので悪く聞こえるだけかもしれないが、少しこもり気味になっています。

値段を考えると値段相応の作りかなって感じです。

アプリ機能

アプリ機能
✅サウンド

・EQ&プリンセット

・オーディオバランス

✅設定

・キーカスタマイズ

・タッチ感度

・ビープ音量

・電源オフタイマー

・接続解除後の自動電源オフ

・アダプティブ音量

・ゲームモード

・ダイナミックEQ

・スリープモード

・マルチポイント(デフォルトON設定)

・アップグレード

・イヤホンを探す

・他の設定(デバイス情報など)

アプリ機能はかなり豊富。イヤーカフ型でもこれと同じぐらいできる商品は「EarFun Clip」ぐらい。

初期のデフォルト設定でもいいがアプリで設定した方が絶対に使いやすい機能をいくつか紹介します。

絶対に設定してほしい機能

・キーカスタマイズ

・ダイナミックEQ

・アップグレード

初期設定だとOFFになっていたり設定されていないので絶対にやっておきましょう。

キーカスタマイズは1タップが設定されていないため使いやすいように設定、ダイナミックEQは低音が物足りないと感じたらONにしておきましょう。

アップグレードはアプリと連動しても通知はないので必ずアプリを確認してアップグレードします。記事を書いている時点ならV2.1.1が最新です。

まとめ:この値段でこの高音質ってただのバグ商品

QCY Crossky C50

値段(参考価格)6,580円(税込み)
対応コーディックSBC.AAC
‎‎Bluetooth規格Bluetooth6.0
防水規格IPX5
ドライバー10.8mmデュアルマグネットドライバー
操作方法タッチセンサー
連続再生時間イヤホン単体:7.5時間

ケース併用:35時間

急速充電記載無し
マルチポイント搭載
ワイヤレス充電非搭載
音質
マイク性能
操作性
アプリ「QCY」
カラーバリエーショングレー・ホワイト
GOODBAD
・全体のバランスがしっかりしている高い音質

・感度の調整が可能なタッチセンサー操作

・耳への負担が少ないやわらかい装着感

・出来ることが多彩なアプリ機能

・汚れも指紋もキズもつきにくいケース

・左右同一タイプのイヤホンで左右の自動検出も搭載されている

・特にありません

多彩なアプリ機能と柔らかい高音質、装着感と操作性も高く5,000円ちょっとで買えるような商品とは思えません。

特に音質関連はかなりしっかり作られており、空間オーディオも聴けるレベルに作られていたことに驚きでした。

同じ価格帯のイヤーカフで選ぶならまず間違いなく音質はトップレベル。1万円以下イヤーカフ全体で探しても上位に入る商品です。