前機種の「SOUNDPEATS Air4 Pro」が発売されてから1年半で新作の「SOUNDPEATS Air5 Pro」が発売されました。「Air4 Pro」は1万円以下トップクラスの性能がありますが「Air5 Pro」はそれ以上の性能。
結論から書かせてもらうと性能は非常に高く1万以下トップクラス、1万円台後半のワイヤレスイヤホンに引けを取らない性能があります。
音質も解析度と再現度が高くかなりいいですが、「Air4 Pro」から音質が変更され低音メインになっています。
「Air4 Pro」のフラットな音質を期待しているなら方向性が違う音質になっている。まぁ、好みの違いになってくる音質です。
✅「SOUNDPEATS Air5 Pro」の機能
・マルチポイント搭載
・ハイレゾ相当コーディック「aptX Adaptive Lossless・LDCA」に対応
・オーディオコーデック「LC3」に対応
・連続再生時間が最大37時間
・最大-55dBのノイズキャンセリング搭載
・トップレベルの外音取り込み機能搭載
・地図で場所がわかるイヤホンを探す機能
GOOD | BAD |
・最大-55dBのノイズキャンセリング機能でめちゃくちゃ静か ・トップクラスに性能が高い外音取り込み機能 ・低音メインだが不快感がなく中高音の音質も細かな楽器が再現されており完成度が高い ・ハイレゾ相当対応コーディックで解析度が高くノイズなどは一切なし | ・LDCA使用中はマルチポイント使用不可 |
SOUNDPEATS Air5 Proスペック
「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | 「Anker Soundcore P40i」 | |
値段(定価) | 9,980円(税込み) | 7,980円(税込み) |
対応コーディック | aptX Adaptive Lossless,AAC,SBC,LDCA,LC3 | AAC,SBC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.3 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
連続再生時間 | 最大約7.5時間(イヤホン単体) 最大約37時間 (充電ケース併用) | 最大約12時間(イヤホン単体) 最大約60時間(ケース併用) |
マルチポイント | 〇 (LDCA使用時は使用不可) | 〇 |
ワイヤレス充電 | ✕ | 〇 |
音質 | ◎ | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◎◎ | ◎◎ |
外音取り込み機能 | ◎ | 〇 |
操作性 | ◎ | ◎ |
アプリ | 「PeatsAudio」対応 | 「Soundcore」対応 |
カラーバリエーション | ブラック | オフホワイト・ブラック・ネイビー・パープル |
かなり当たり商品。AmazonでもSOUNDPEATSワイヤレスイヤホンは値引きされることが多く7,000円台で購入することも可能です。
音質は低音メインで全体の解析度も高く、中高音もノイズなどもないため全体の音が非常に聴きやすい。前機種の「Air4 Pro」はフラットな音質だったので違いはありますがどちらも良い音質です。
音質以上に性能が高いのが外音取り込み機能。ホワイトノイズもなく機械的に聞こえることはありません。ノイズキャンセリングが最大-55dBの遮音性がありますが、一切邪魔になっていませんし減音もしていません。
1万円以下以下なら間違いなく1番性能がいいです。
ケースは「SOUNDPEATS UU」と似たような作り。イヤホン本体が取り出しやすくしまいやすいケースです。
全体の性能も高いので1万円以下でワイヤレスイヤホンを選ぶなら選択肢に入れてほしい。
SOUNDPEATS Air5 Proの特徴的な機能
・最新の「QCC3091」チップ搭載によりハイレゾ相当のコーディックに対応できている
・最大-55dBのノイズキャンセリング機能搭載
・Bluetoothオーディオの新しい標準規格「LE-Audio」に対応
「EarFun Air Pro 4」などの人気のワイヤレスイヤホン使用されているBluetoothチップ「QCC3091」を搭載。簡単に言えば消費電力やらの効率が高い最新チップってことだけ知っておいて下さい。
ノイズキャンセリングは最大-55dBの軽減率がありワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスです。
「LE-Audio」は対応していないスマホも多いので使うことはほぼないでしょう。こちらも簡単に言えば高性能の音声コーディックで音ずれが少ないぐらい知っておけばいいです。
詳しく知りたい方は下記のサイトに書いてあったので読んでください。
ハイレゾ&超低遅延へ。ソニーが次世代のLEオーディオ解説、Bluetoothセミナー – AV Watch (impress.co.jp)
ケースとイヤホン
「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | 「Anker Soundcore P40i」 | |
ケースタイプ | 持ち型タイプ | 置き型タイプ |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
USB急速充電 | 10分で2時間 | 10分で最大5時間 |
ケースの大きさ(高さ×奥行き×横幅) | 48.0×26.6×66.8 | 30.6×53.4×56.9 |
イヤホンの重さ | イヤホン片耳約4.8g/ケース込み約50.3g | イヤホン片耳約5g/ケース込み約58g |
その他 | ケースの底にリセット/接続ボタン搭載 | イヤホンスタンドをケース内部に搭載 |
汚れが目立ちにくくイヤホン本体が取り出しやすいケース
ケースは汚れが目立たないタイプ。キズはつきやすいがブラックなら目立ちにくい。
底の部分にUSB端子と接続/リセットボタンがあります。ここは前期種の「Air4 Pro」と同じです。
ケースからイヤホン本体はかなり取り出しやすくしまいやすい。だからこそこの形のケースなのでしょう。
メーカーロゴが特徴のイヤホン本体
(白は前機種「Air4 Pro」)
インナーイヤー型の「SOUNDPEATS Air5」と同じデザインをしています。サイズ的には前機種と違いはありません。
イヤホンの重さが少しだけ重くなっていますが、機能面が大幅に上昇しているのでそれぐらいは重くなっていてもおかしくありません。
発売時点でカラーはブラックのみなのでホワイトが欲しい方は少し待ってみましょう。あとからカラーが追加されていくのがSOUNDPEATSですから。
操作性と装着感
「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | 「Anker Soundcore P40i」 | |
装着感 | 〇 過不足なくちょうどいい | 〇 フィット感がある |
操作性 | 〇 一般的なカナル型の操作性の高さ | 〇 一般的なカナル型の操作性の高さ |
ボタンの反応 | 〇 ズレも少なく反応もいい | 〇 しっかりと反応 |
ボタン操作の音の有無 | 無し モード変更に音声案内あり | あり 押しただけ反応します |
これがカナル型の平均的な装着感といえる
邪魔にもならないしおかしなところも一切ない。カナル型で装着感の悪いワイヤレスイヤホンなんてほとんどないので普通って感じ。
操作性はボタン反応もよく悪い部分が一切ない
タッチセンサーの反応も良くボタン操作でほとんど完結できるので欠点らしいところはありません。
「Air4 Pro」にあった装着検出機能がなくなった
前機種にあった”装着検出機能”がなくなっています。困ることはほぼないですが、前機種と同じ感覚で使うと音楽の切り忘れがあるかもしれないので注意してください。
アプリで変更必須のボタン操作


ボタン操作はカスタマイズした方が操作はしやすい。
ノイズキャンセリングと書かれているが、長押しで「ノイズキャンセリング・ノーマル・外音取り込み」に変更が可能になっています。
音質
「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | 「Anker Soundcore P40i」 | |
対応コーディック | aptX Adaptive Lossless,AAC,SBC,LDCA,LC3 | AAC,SBC |
搭載ドライバー | 10㎜ダイナミックドライバー | 11mm ダイナミックドライバー |
低音域 | ◎ 不快感を感じない重低音 | 〇 少し強い重低音 |
中音域 | ◎ 少し距離がある | ◎ 楽器とボーカルの距離感は一緒 |
高音域 | ◎ 刺さることもなく楽器の細かな表現ができている | ◎ 周波数が高めだがサ行が刺さることはない |
全体の音質 | ◎ 低音メインの音質だが中高音もしっかりと作られている | ◎ 低音高音強めのドンシャリ音質 |
3Ⅾオーディオの性能 | ✕ 非搭載 | ✕ (ゲームモード・ムービーモード) |
LDCA使用でイコライザーのフラット状態で音楽を聴きました。
低音メインだが中高音もかなりしっかりと作られている
低音メインの音質だが、中高音の完成度も高く欠点と思える部分がない。音質的には「EarFun Air Pro 4」の低音を強くした感じに近い。解析度も似たようなものです。
欠点を上げるとするなら低音が強いので中高音メインの音質で音楽を聴く人には、少しだけ中音域のボーカルの距離感が遠く感じる。
そういった方は「高音域の強調」のプリンセット使うとかなりいい音になる。低音高音が強いドンシャリ音質になり高音部分の曲の細かな表現がより分かりやすくなっています。
使用しなくても音質自体はいいので低音好きはそのままで、中高音好きは「高音域の強調」を使ってみてください。
✅「Anker Soundcore P40i」との音質比較
・音の広がりや響きは「Anker Soundcore P40i」の方が高い
・解析度は「SOUNDPEATS Air5 Pro」の方が上
・「SOUNDPEATS Air5 Pro」は少し硬めの音質で「Anker Soundcore P40i」は柔らかい音質
「Anker Soundcore P40i」とどっちがいい音質かといわれれば、バランスの取れた音質は「Anker Soundcore P40i」で、解析度の高さと音の迫力は「SOUNDPEATS Air5 Pro」の方が上です。
プリンセット「高音域の強調」が音質の完成度が高い
SOUNDPEATSのプリンセットでもあまり使うことのない「高音域の強調」がかなりバランスのいい音を出してくれます。
少し低音を抑えて中高音を目立たせているので全体がさらによくなっている。他のSOUNDPEATSワイヤレスイヤホンだとバランスが崩れるプリンセットなので、「Air5 Pro」専用といってもいいかもしれません。
低音が強いと感じたら使ってみてください。かなり違うので。
周波数がかなり下がった適応型EQ
使用者の耳に合わせてくれる適応型EQだと私はこんな感じになった。
低音が強いからか全体的に周波数が下がった調整になりました。音量が全体的に小さくなったから私は使用していませんが、音質的には聞きやすくなっています。
マルチポイント使用中はハイレゾ相当の音質「LDCA」は使用できない
1万円以下ワイヤレスイヤホンあるあるですね。ただ、LDCAを使用しなくても解析度が多少落ちているだけなので気になるレベルの音質ではありません。
しかも、LDCAは使えなくてもハイレゾ相当の「aptX Adaptive Lossless」は使用できるので問題にならないでしょう。iPhoneならAACの使用になるので「LDCA・aptX Adaptive Lossless」は元から使えませんのでご注意ください。
ノイズキャンセリング&外音取り込み
「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | 「Anker Soundcore P40i」 | |
ノイズキャンセリング | ◎◎ 4つのモードから選択可能 | ◎◎ 自動・手動・シーンから選択可能 |
外音取り込み | ◎ ホワイトノイズほぼなしでイヤホンをつけていないときよりしっかりと聞こえる | ○ 全て・音声から選択可能 かなり小さいがホワイトノイズあり自然に聞こえる |
風切り音低減 | ✕ 非搭載だがノイズキャンセリングの遮音性が高いため使用中の場合風切り音はほぼ聞こえない | 〇 外音取り込み使用時は少し音質がこもる 標準モードでの使用は不可 |
最大-55dBカットのノイズキャンセリング
4つのモードから変更可能。初期設定では適応型になっているのでそのままでOK。
強度的には屋外交通が最強なので変更して常にMax状態にするのもあり。
1万円トップの外音取り込み機能
前機種もそうだったけど外音取り込み機能の性能は1万円以下でトップといってもいいぐらい高い。
・ホワイトノイズがほぼない
・機械的ではなく自然な音をそのまま再現している
・ちょっとだけ音量が増えている
本当に性能が高い。これと同じぐらいの外音取り込み機能の1万円以下ワイヤレスイヤホンだと数えるほどしかありません。
レビューした商品だと「オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR」と「JBL WAVE BEAM2」が近い。
自然に聞こえる感じはあるが両方ともホワイトノイズが多少あるので「SOUNDPEATS Air5 Pro」と比べると見劣りするレベルです。
→「オーディオテクニカ ATH SQ1TW2 GR」レビュー
欠点として外音取り込み機能の性能が高いからか、外だと音楽がほとんど聞こえないこと。
田舎の道とか静かな場所なら適度に聞こえますが、人が多い場所や車の交通量が多い場所だと音楽が聞こえないので使っても意味ないレベル。
ながら聴きも無理な感じです。
アプリ機能


メイン画面 | イコライザー画面 | 設定 |
・ノイズキャンセリング(適応型・室内・屋外・屋外交通) ・外音取り込み(標準・声フォーカス) ・ゲームモード ・カスタムキー ・ムービーモード ・ダイナミックEQ | ・適応型EQ ・プリンセット ・カスタムイコライザー | ・デバイス情報 ・アップグレード ・リセット ・LE-Audio ・LDCA ・言語切り替え ・通知音量の調整 |
初期設定はしなくてもいいがしておいた方が便利
ほぼ必要のないレベルで初期設定されている。しなくても十分だけどしておくと便利って機能は書かせてもらいます。
・ボタン操作変更
・音声案内変更
・LDCAのONOFF
・適応型EQ
これぐらいやっておけば十分です。ノイズキャンセリングは最初から自動調整になっているので手をつけなくても大丈夫です。
外音取り込み機能は全てにフォーカスになっているので、音声フォーカスがいい方は切り替えてください。
位置情報がわかるイヤホンを探す機能
画像は位置情報の読み込みに失敗していますがこんな感じで表示されます。
家の中で無くした場合は音も出るので見つけやすいです。音量はそこまでではないので耳をすませて聞いてください。少しずつ音量が大きくなっていくタイプです。
Amazon購入で18ヶ月の延長保証


アプリを最初に起動するとこの画面が出てきます。Amazonの注文番号をハイフンありで入力すると延長保証になります。
Amazon以外でも12か月は保証されますがAmazon以外の場合はここは無視してください。ただし保証される商品は自然故障のみなので気をつけてください。
まとめ:完成度はやっぱり高かった

「SOUNDPEATS Air5 Pro」 | |
値段(定価) | 9,980円(税込み) |
対応コーディック | aptX Adaptive Lossless,AAC,SBC,LDCA,LC3 |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.4 |
防水規格 | IPX5 |
連続再生時間 | 最大約7.5時間(イヤホン単体) 最大約37時間 (充電ケース併用) |
マルチポイント | 〇 (LDCA使用時は使用不可) |
ワイヤレス充電 | ✕ |
音質 | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◎◎ |
外音取り込み機能 | ◎ |
操作性 | ◎ |
アプリ | 「PeatsAudio」対応 |
カラーバリエーション | ブラック |
GOOD | BAD |
・最大-55dBのノイズキャンセリング機能でめちゃくちゃ静か ・トップクラスに性能が高い外音取り込み機能 ・低音メインだが不快感がなく中高音の音質も細かな楽器が再現されており完成度が高い ・ハイレゾ相当対応コーディックで解析度が高くノイズなどは一切なし | ・LDCA使用中はマルチポイント使用不可 |
1万円以下トップクラスのワイヤレスイヤホン。1万円以下のランキングを作るならBEST5に入っている「音質・機能」があります。
特に外音取り込み機能の高さに驚くほど。ホワイトノイズがほぼないのに減音されず少し大きめの音量で周辺音が聞こえます。さらに機械的な音にもならないため非常に聴きやすい。
最近はイヤーカフ型が人気になっていますが、1万円以下カナル型でこれほどの性能ならノイズキャンセリングも搭載されている「SOUNDPEATS Air5 Pro」の方が利便性は高い。
かなり完成されているので数年は現役トップクラスでいられるワイヤレスイヤホンです。