2025年発売のSOUNDPEATSイヤーカフ型が大体出そろった感があるので比較していきます。
✅比較する商品
2025年8月発売「SOUNDPEATS Clip1」
2024年11月発売「SOUNDPEATS CC」
2025年2月発売「SOUNDPEATS UU」(POP Clip)
CCだけは2024年ですが人気が高いので比較対象にしています。しかも、2025年7月ぐらいにハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”対応の新モデルが登場。
今後はLDAC対応モデルだけになるので新商品と言ってもいいと考えています。
SOUNDPEATS発売のイヤーカフ型3商品
SOUNDPEATS Clip1 | SOUNDPEATS CC | SOUNDPEATS UU | |
参考価格 | 9,980円(税込み) | 7,280円(税込み) | 6,180円(税込み) |
対応コーディック | SBC.AAC.LDAC | SBC , AAC,LDAC | SBC.AAC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.4 | Bluetooth6.0 | Bluetooth5.4 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
ドライバー | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー | 12㎜デュアルマグネットダイナミックドライバー | 10.8mmデュアルマグネットドライバー |
操作方法 | タッチセンサー | タッチセンサー | 物理ボタン |
連続再生時間 | イヤホン単体:8時間 ケース併用:40時間 (LDAC不使用時) | 最大再生時間:最大6時間 ケース併用:最大24時間 (LDAC不使用時) | イヤホン単体:8時間 ケース併用:30時間 |
急速充電 | 10分で2時間 | 10分で2時間 | 10分で2時間 |
マルチポイント | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
ワイヤレス充電 | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
音質 | ◎ | ◎ | 〇 |
マイク性能 | 〇 | ○ | 〇 |
操作性 | △ | △ | ◎ |
アプリ | 「Peats Audio」 | 「PeatsAudio」 | 「PeatsAudio」 |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック | ホワイト・ブラック |
SOUNDPEATS Clip1
タッチセンサー式のU型イヤーカフワイヤレスイヤホン。値段はギリギリ1万円以下ですが性能は1万円台と言われてもおかしくないくらい完成されていまます。
タッチセンサーには衝撃を感知して操作できるようになっており、どこを触っても操作することが可能。
アーチ部分にはニッケルチタン記憶合金を採用しており、柔軟性がありつつもしっかりと挟み込み耳からズレる心配がありません。
他には自動装着機能や風切り音低減機能も搭載されており使用感はバツグンに高いです。


音質は全体的にバランスのとれた音質。低音が特にしっかりしておりそのままでも十分な重さがあるが、専用機能のダイナミックEQを使用するとカナル型以上の厚みと重さを実感できます。
中高音域も低音に引っ張られておらず解像度の高い作り。特にボーカルと楽器の距離感と音の広がりが格段によく聴いていて楽しくなる。
値段が若干高いので値引きされても7,000円~8,000円台になることが多いがそれだけの価値がある商品です。
一点だけ不満なのがタップできる数が「2・3タップ」しかない事。微妙に操作性が悪いことが唯一の欠点になります。
SOUNDPEATS CC
SOUNDPEATSで最初に発売されたイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン。全体の性能はもちろんだが音質がありえないほど高いと販売当初から人気があります。
実際に音質はかなり高く1万円台後半から2万円前後の商品と比べても見劣りしません。
イヤホンの形状はC型。記憶合金ワイヤーと70%以上のシリコン素材で装着感を追求しています。
操作はタッチセンサーが音が出る部分の方に搭載されているのでカナル型に近く人差し指で操作可能。
欠点としては連続再生時間の短さと、微妙に操作しにくい操作感。
連続再生時間が他の2種類と比べて短く、ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”を使用するとさらに短くなります。
操作に関してはタップ数が少ないのと、カナル型のような操作ですが耳穴に近い部分を触るので操作ミスがおきやすい事。
音質だけでみれば1万円以下トップクラスですが、操作性では他に劣る商品です。
SOUNDPEATS UU
SOUNDPEATS初のU型イヤーカフ。5,000円前後の低価格帯ながらも物理ボタンを採用したことによる操作性の高さが人気の商品。
音質は値段相応の作りをしているが別に悪いところはない。ただ、音質がいいって言う方はもう少しお金を足して他のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを購入した方が満足できる。
この商品は操作性と装着感に特化しているので他は平均的だと思ってください。
物理ボタンの一番の特徴としては押し間違えがほぼない事。わかりやすいボヤん操作は何回押したかもわかり、タッチセンサーのように反応しにくいなんてこともありません。
操作性だけで言えばイヤーカフ型の物理ボタン搭載は神レベルで使いやすいのでオススメです。
とりあえずイヤーカフ型で音質はそこそこでいいならこれで十分な性能があます。
比較してわかったこと7点
・ケースの作りは三者三葉だが一番デカいのが「SOUNDPEATS Clip1」
・音質は「SOUNDPEATS Clip1」=「SOUNDPEATS CC」>>「SOUNDPEATS UU」
・操作方法が全部違う
・操作のしやすさは物理ボタン搭載の「SOUNDPEATS UU」が圧倒的に高い
・装着感はオール満点で左右同一タイプは神仕様
・ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応しているのは「SOUNDPEATS Clip1」「SOUNDPEATS CC」
・コスパは全部いいが操作性か音質のどちらかで選ぶべき
ケースの作りは三者三葉だが一番デカいのが「SOUNDPEATS Clip1」


ケースは全部個性があるが一番大きいのは「SOUNDPEATS Clip1」
2商品以外の他のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンと比べてもダントツで大きいです。
✅大きさ比較
CCとUUはポッケに入れて持ち運ぶことができるサイズだが、Clip1は入れるとスマホの倍近くの厚みあるからやめたほうがいい。
ポッケが膨らんでいいのは小学生までです。大人になったらダサイだけ。ワイヤレスイヤホンだけじゃないけどとりあえずカバンに入れて持ち運びましょう。
音質は「SOUNDPEATS Clip1」=「SOUNDPEATS CC」>>「SOUNDPEATS UU」
UUの音質は値段相応だが、Clip1とCCの音質は値段以上。まずハズレは絶対にないと断言できる。
全体の性能を考えるならClip1の方が連続再生時間も長くアプリ機能でできることも多いからおすすめですが、音質だけで言うと好みによる。
「SOUNDPEATS CC」
→音の響きと広がりがかなり作り込まれており迫力のある音質。だたし、ボーカルの距離感がちょっと遠く中音域が少し低音に引っ張られている。
「SOUNDPEATS Clip1」
→CCより音の響きと広がりは少ないがボーカルと楽器の距離感のバランスがよく中音域も低音に引っ張られていない。ただし、迫力はCCより控えめ
音の好みになるのでどっちが上ってのはない。私は中高音域がクリアな音質の方が好きなのでClip1の方をよく使用していますが、響きと広がり音の迫力があるほうがいいならCCの方が音質はいいです。
操作方法が全部違う
「SOUNDPEATS UU」
→物理ボタン・操作できるタップ数多め・耳裏に物理ボタン搭載
「SOUNDPEATS CC」
→タッチセンサー・操作できるタップ数多め・音が出る部分にタッチセンサー搭載
「SOUNDPEATS Clip1」
→タッチセンサー・操作できるタップ数少なめ・衝撃感知センサーでどこでも操作可能
操作する場所やキーカスタマイズなど同じところがほぼありません。耳裏の方で操作するUUもあればどこをタッチしても操作できるClip1など個性が爆発しています。
これだけでも選ぶのが楽しくなるような作りって分かる。あなたはどんな操作方法が好きですか??
操作のしやすさは物理ボタン搭載の「SOUNDPEATS UU」が圧倒的に高い
3商品の中で唯一の物理ボタンを採用した商品。本当に使いやすい
✅使いやすい理由
・タッチセンサーのように反応したかわかりにくいことはない
・操作ミス皆無
・ボタン操作の数が多い
特にタップ数の多さがいい。カナル型と同様に「1・2・3・長押し」の操作設定ができるので自分好みにカスタマイズが可能。
片耳使用が多い人でもそれ専用に操作を設定することによりかなり使いやすくなります。
わたしの場合はR側で「音量+・再生/一時停止・曲戻し・曲送り」で操作を設定して片耳使用しています。
片耳だと音質がモノラル再生になりますが外で使用する分には十分な音質です。
装着感はオール満点で左右同一タイプは神仕様
SOUNDPEATSイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの神仕様。全部のイヤーカフ型はまねしたらいい。
✅左右同一タイプのメリット
・LRの概念がない
・どちらの耳にも装着可能
・ケースに入れるのも左右どっちでもいい
・耳の左右は自動判別してくれる
耳に付けた時に左右の判別を自動でしてくれるのでいちいち操作設定する必要がありません。L側で使用していたものをケースにしまって充電中のR側で使っていたやつをまたL側に装着することが可能。
片耳使用なので連続再生時間が実質倍になったような感じです。メリットしかない。
ハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応しているのは「SOUNDPEATS Clip1」「SOUNDPEATS CC」
転送データの容量が大きく音質の解像度が高いハイレゾ相当の対応コーディック”LDAC”に対応しているのは3種類の内2つのみ。
利点としては解像度が上がり音質がクリアになることですがデメリットもけっこうある。
✅デメリット
・LDAC使用中に併用できない機能がいくつかある
・連続再生時間が短くなる
・接続距離が短くなる
連続再生時間と接続距離は必ず短くなります。消費電力が上がるので下がるのは必然。
で、1万円以下だと他の機能と併用して使用できないことが多い。限られた予算だからしょうがないけど音質をよくする代わりに他を制限しましょうって感じ。
✅併用できない機能の一例
・マルチポイント
・空間オーディオ
・ゲームモード
製品によって違うけど大体この機能が一緒に使えない。Clip1とCCも例外ではなく全部併用して使用できません。
ぶっちゃけなくても音質はいいので使わない方が利便性が高い。スマホだけだったら使用してもいいけど、スマホと他の電子機器を使用しているなら使わない方がいい。
コスパは全部いいが操作性か音質のどちらかで選ぶべき
✅操作性
「SOUNDPEATS UU」>>「SOUNDPEATS CC」=「SOUNDPEATS Clip1」
✅装着感
U型とC型の違いだけでほぼ同じ
✅音質
「SOUNDPEATS Clip1」=「SOUNDPEATS CC」>>「SOUNDPEATS UU」
✅値段
高い「SOUNDPEATS Clip1」>「SOUNDPEATS CC」>「SOUNDPEATS UU」安い
値段の違いはあるとしてそのほかだと音質と操作性で選んでみるといい。
操作に関してはUUが圧倒的に高いが音質がイマイチ。逆に音質は「SOUNDPEATS Clip1」「SOUNDPEATS CC」がかなり高いが操作性がイマイチとそれぞれ違いがあります。
バランスがいいのがClip1で、操作に特化しているのがUU、音質に特化しているのがCCなのでどれがいいかはライフスタイルで決めてください。
まとめ:個人的におすすめなのは「SOUNDPEATS Clip1」「SOUNDPEATS UU」のU型イヤーカフ
CCは音質特化だから本当に音質はいいが操作性はそこまで高くない。かといって、UUは音質が値段相応だが操作性はいい。バランスがいいのがClip1って感じになる。
個人的には「SOUNDPEATS Clip1」「SOUNDPEATS UU」の方が「SOUNDPEATS CC」より使いやすかった。
U型イヤーカフってことも操作がしやすいが、CCのタッチセンサーは音の出る部分に搭載されているので微妙に操作しにくかった。
少しモヤっとしていたところにUUとClip1が順次発売されたことによりCCはほぼ使用しなくなっています。
Clip1も操作できるタップ数が少ないことが少し不満ですが、イヤホン本体のどこでも操作できるのはかなり便利です。
値段差はあるためいろいろなイヤーカフと比べながら楽しみながら選んでみてください。