1万円以下のノイズキャンセリン機能がかなり高いワイヤレスイヤホン【Anker Soundcore Life P3】
この商品一言とで言えば「1万円以下のワイヤレスイヤホンですべての機能面が高い」
これといって悪い部分が見当たらない。
✅こんな人向けの商品
・1万円以下の高性能ワイヤレスイヤホンを探している方
・スマホまたはパソコン1台をメインに考えている
・外または会社でのイヤホンの使用頻度が高い
・室内ではノイズキャンセリング、屋外では音が聞こえるほうがいい
外で使うことが多い方向けの商品と言える。
家の中でも使える機能が多数ありますが、本領を発揮するのは外または会社での使用となっています。
✅記事内容
・使用してみた率直な感想
・よかった部分と気になった部分
・【Anker Soundcore Life P3】の機能面
・同じ値段帯の【EarFun Air Pro 3】との比較
・ワンランク上の【Anker Soundcore Liberty 4】と比較
【Anker Soundcore Life P3】
参考価格(Amazon) | Bluetooth |
8,990円(税込み) | Bluetooth 5.2 |
2台同時接続機能 | 防水規格 |
✕ | IPX5 |
再生時間 | 音質モード |
最大50時間音楽再生(イヤホン本体のみ最大7時間) | 「ノイズキャンセリング」「外音取り込み」「ノーマル」「イコライザー機能」 |
対応コーデック | 通信方式 |
SBC/AAC | Bluetoothプロファイル:A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
付属品 | 製品特徴 |
本体、充電ケース、イヤーチップ5種、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、技適マーク認証済み商品 | ワイヤレス充電対応,ウルトラノイズキャンセリング2.0,外音取り込み機能,イコライザー機能,専用アプリ対応,通話ノイズリダクション,PSE技術基準適合,ゲーミングモード,最大50時間の長時間再生,睡眠モード,イヤーチップ装着テスト,イヤホンを探す機能搭載 |
【Anker Soundcore Life P3】の開封
今回購入したカラーは黒色。
全部で5種類のカラーバリエーションがありますが、無難な色にさせてもらいました。
外箱
箱は水色メイン。
同じメーカーのワイヤレスイヤホン【Anker Soundcore Life P2 Mini】も似たような箱だった。
多少の箱の大きさや文字の色が違うのでよく観れば商品が違うことが分かるが、店頭で買う場合は注意してください。
付属品の確認
付属品はこんな感じ。過不足なく入っている。
説明書は多国籍で攻めているので、公式サイトで日本語表記の取扱説明書をダウンロードした方がわかる。
充電ケース&イヤホン本体
充電ケースは黒色のシンプルなデザイン。
イヤホン本体も【EarFun Air Pro 3】よりはデザイン性が高い。
【Anker Soundcore Life P3】のレビュー開始
✅レビュー項目
・装着感
・音質
・片耳使用
・アプリ使用
・ノイズキャンセリングの性能
・外音取り込みモード
・イコライザー機能
装着感:問題なし
耳に装着した感じに違和感はなし。
イヤホン本体の重さも左右で約11g。
6時間以上装着しても問題はなかった。
音質チェック:全体的にバランスがとれている
全体的にバランスがとれている音質
ワイヤレスイヤホンは低音が強くなりがちだが、【Anker Soundcore Life P3】は強すぎず弱すぎない感じ。
人によっては低音が少し弱いと感じるかもしれないが、そういった人のためにイコライザー機能も搭載されているので調整は可能。
「動画視聴・音楽・通話」で音質をチェック。
低音がそこまで強すぎず弱すぎないバランスのいい音質なので、迫力もありつつ映画を観ることができました。
ただ、体に響く臨場感が欲しい方は少し低音が弱く感じるかもしれません。
全体的にバランスのいい音質ですが高音が少し弱いと感じることもあった。
バイオリンなどの楽器を使用している音楽を聴いている時には少し気になるかもしれません。
問題ありませんでした。
相手の声もクリアに聞こえています。
次に片耳使用。
片耳使用:両耳使用がベスト
片耳使用の場合できるのが「2回タップ・2秒長押し」
通話以外の初期設定では「再生停止」「音声アシスト」になっています。
アプリを使用すれば操作方法の変更して調整できるけど必要性はあんまり感じなかったです。
やるなら「音声アシスト」はいらないから「次の曲に進む」変更ぐらいですかね。
片耳使用の場合は「ノイズキャンセリング」「外音取り込みモード」「音量調整」「イコライザー機能」は使用出来ないようになっています。
まぁ、片耳使用でノイズキャンセリングはいらんから問題なし。
アプリ使用:ダウンロードは必須
【Anker Soundcore Life P3】には専用のアプリがあるのでダウンロード。
メールアドレスとか登録しなくてもアプリは使用できるようなのでそのままGO!!
いろいろ便利機能がたくさんありました。
・3つのモード搭載「モード設定」
・イコライザー機能
・操作方法の変更
・睡眠モード
・イヤーチップのテスト
・イヤホンを探す機能
イヤーチップでのテストは最初にやる必要がある。
静かな場所でイヤホンを装着して耳とイヤーチップの密着度を測定できます。
測定結果が高いとOK。
低い結果ならのイヤーチップを交換してみてください。
睡眠モードでは11種類の環境音を調整して、自分好みのヒーリングサウンドを作ることができます。
ただ、これ作るのがけっこう難しい。
プリンセットがあればいいのだが、そういったものは無いので私自身はあまり使用していない。
アプリの中には知らない人も多いですが、「イヤホンを探す機能」も搭載されています。
家の中なので無くしてしまったときにアプリ操作でイヤホンから音を出す機能。
ただ、充電切れてたら使えない機能。残念・・・。
ノイズキャンセリング:3つのモードを搭載
メーカー独自の技術”ウルトラノイズキャンセリング2.0”を搭載しており、ノイズ除去率はかなり高い。
搭載されているモードは3つ
・屋内→エアコンの音がほぼ消える
・屋外→自動車の音がほぼ聞こえない
・交通機関→車内の音が軽減されている
屋内では音楽を流さなくてもエアコンの音がほぼ消えます。
1人で集中したい時にはかなり重宝するので、一人で集中したい時によく使う。
屋外では自動車の音や電車の音も消える。
1万円以下でこの性能は高いと感じます。
電車通勤なんかだと、アナウンスまで完全に聞こえなくなる時があるから降りる駅を間違えるかもしれない。
まぁ、実際に私は間違えたんですが・・・。
「外音取り込み」:会話時は音楽を止めた方がいい
外の音を全部取り込むか、音声をピックアップして取り込むかの2種類のモードがあります。
「外音取り込み」を使用すると音質が多少悪くなりますが、そこまで気にならないレベル。
サ行が少しノイズ強いかな程度。
全部取り込み場合は周りの音を少しだけ増幅してくれるので、音楽などを聴いていても自動車などの周りの音は聞こえる。
ただし、人の声は音量によってはかすかに聞こえる程度。
会話するときは音楽は止めた方がいい。
音声をピックアップする場合は、音声にフォーカスして、音声やガイダンスを聞こえやすくしてくれます。
しかも、自動車などの雑音は聞こえづらくなっている。
この2つのモードなら外で使用する場合は「外音取り込み」
屋内で使用する場合は「ノイズキャンセリング」機能を使用中。
ノーマルモードは片耳使用以外では使用しませんでした。
プリンセットとカスタム搭載の「イコライザー機能」
自分好みの音質に調整できるイコライザー機能つき。
ぶっちゃけわからなくてもいいです。
プリンセットがあるのでそれを選んでもいいですし、低音が気になるならそれだけ調整すればいい。
調整する場合は画像にあるような〇を上下に動かして低音~高音まで調整していく。
音楽を聴きながらやってみるといいでしょう。
ただ、こちらもある程度の知識がないと調整すら難しい。
無理にいじるのはやめてプリンセット中から選んだ方がいいかもしれない。
次に紹介するのは、継続使用してわかった商品の良かった部分と気になった部分をお話します。
よかった部分がかなり多いので、気になった点はそこまでじゃない。
あくまでもこれを重視している人には、違うワイヤレスイヤホンがいいってだけの話。
使用して気になった部分
この2点だけはどうしても気になった部分。
・「マルチペアリング」「マルチポイント」が無い
・片耳操作はしにくい
2台同時接続ができない
パソコンとスマホ両方を1台のワイヤレスイヤホンで使用したいならこの商品は選ぶべきではない。
それ以外はかなりのハイスペック。
考えようによっては、2台同時接続が可能になっていたら価格は1万円を超えていた可能性が高い。
そうでなければこの機能面でこの価格は実現できないかもしれません。
片耳操作はおすすめはしない
片耳操作のしにくさはどうしようもなかった。
操作にくかったらアプリでボタン設定を変更できるので変更してもいいですが、変更してもさほど変わりませんでした。
しかも、「ノイズキャンセリング機能」や「外音取り込みモード」が使用できないため、製品の良さが出ません。
次に、この製品の注目してほしい機能をご紹介します。
紹介する機能はメーカー独自の技術で、【Anker Soundcore Life P3】を最高のモノに仕上げている。
注目してほしい機能
【Anker Soundcore Life P3】の注目してほしい機能としてはこの4点。
・ウルトラノイズキャンセリング2.0
・Anker独自のBassUpテクノロジーでクリアながらも原音に近い音質
・多機能なノイズキャンセリングとイコライザー機能
・アプリで使える便利機能
ウルトラノイズキャンセリング2.0搭載
Soundcore Life P3 | 完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 – Anker Japan 公式サイト
明確な記載はないですが、ノイズキャンセリング機能は高い。
【EarFun Air Pro 3】と同程度は確実にある。
これは地下鉄の電車の音がなくなるぐらいの性能。
さらに、アプリを使用すれば「交通機関・屋内・屋外」と細かく選ぶことができる。
注意点として両耳使用していないと使えないが、それでも破格の性能。
Anker独自のBassUpテクノロジーの機能でクリアな音質を再現
Soundcore Life P3 | 完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 – Anker Japan 公式サイト
ただ強いだけの低音ではなく、深みをもたせた低音を実現させた技術”BassUpテクノロジー”が搭載されています。
Soundcoreを支える最先端のオーディオテクノロジー – Anker Japan 公式サイト
独自にチューニングされた内部のシグナルプロセッサが音楽再生中に低音周波数の分析と低音の増強を行うと共に、先進的なネオジムドライバがそれを力強く歪みのない音として再現します。
この技術によって深みのある低音になっており、中音とのバランスがとれている音質になっています。
低音がちょっと弱いと感じたらBassUpのON/OFFもできるようになっている。
多機能なノイズキャンセリングとイコライザー機能
Soundcore Life P3 | 完全ワイヤレスイヤホンの製品情報 – Anker Japan 公式サイト
様々な「ノイズキャンセリング」のモードと十数種類のイコライザーのプリンセットが登録されている。
ノイズキャンセリングは用途に合わせて使用できるように3種類に状況に対応
「屋外・屋内・交通機関」モードの中から選択可能。
通勤時は電車の音などを低減してくれる交通機関モード
喫茶店などでは屋内モード
外での移動などには屋外モード
など様々な状況に合わせることができます。
自分好みの音に調整できるイコライザー機能も充実。
十数種類のプリンセットから選ぶもよし、自分好みにチューニングするのもよし。
アプリで使える便利機能
ダウンロードで使用できるアプリには様々な機能が搭載されています。
・ノイズキャンセリング機能
・外音取り込みモード
・イコライザー機能
・イヤーチップ装着テスト
・ゲーミングモード
・ボタン操作
・イヤホンを探す機能
・アップロード
【Anker Soundcore Life P3】の機能面をフルに使うならアプリダウンロードは必須です。
アプリをダウンロードしなく使うことはできますが、細かな部分の性能が使えません。
✅一例
・ノイズキャンセリング機能の「屋内・屋外・交通機関」の切り替え
・外音取り込みモードの使用不可
・ボタン操作変更できない
・ゲーミングモード不可
アプリにはログインなどの登録は必要ありません。
機能をフルに使うならダウンロードしましょう。
ここまではレビューや、機能面の紹介になります。
次に商品の比較をしていきます。
比較するのは同価格帯で人気の高い【EarFun Air Pro 3】と、ワンランク上のワイアレスイヤホン【Anker Soundcore Liberty 4】になります。
同じ値段帯の【EarFun Air Pro 3】との比較
5,000円~1万円以内のワイヤレスイヤホンでトップクラスに人気のある【EarFun Air Pro 3】と比較してみます。
Anker Soundcore Life P3 | EarFun Air Pro 3 | |
値段(割引前の値段) | 参考価格 Amazon 8,990円 | 参考価格 Amazon 8,990円(税込み) |
音質 | 低音はそこまで強くしておらず、全体のバランスがいい音質 | 低音少し強めだが、原音に近い音が聞けていい音質 |
充電ケースのデザインや大きさ | シンプルなデザインだが、ロゴや形のデザインがいい | シンプルなデザイン |
連続再生時間 | 50時間連続再生(イヤホン本体最大7時間) | 45時間連続再生(イヤホン単体最大9時間) |
「マルチペアリング」「マルチポイント」 | ✕ | 2台まで登録・接続可能 |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0搭載 | 最大43dB |
選べるモード | ノーマル・ノイズキャンセリング・外音取り込み・ゲーミングモード | ノーマル・ノイズキャンセリング・環境音・ゲーミングモード(アプリ) |
専用アプリ | 〇 | 〇 |
音質関連の機能 | 11mmドライバー搭載 | QCC3071搭載 11mm径ウールダイナミックドライバー 55ms超低遅延 |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.2 | Bluetooth5.3 |
ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 |
その他の機能 | IPX5,イコライザー機能,ボタン操作変更可能,アプリによるアップデート | IPX5防水,イコライザー,ボタン操作変更,アプリによるアップデート |
低音が強く映画とかの臨場感が高いのが【EarFun Air Pro 3】
音のバランスが全体的にいいのが【Anker Soundcore Life P3】
どっちも原音に近い良い音質なんですが、低音になると好き嫌いが分かれるレベル。
私自身は映画とかをよく見るので【EarFun Air Pro 3】の使用率が高いですが、【Anker Soundcore Life P3】の方が音楽を聴くのに向いています。
2台同時接続が可能なのは【EarFun Air Pro 3】
【Anker Soundcore Life P3】には搭載されていないので、スマホとパソコンを一緒に使用するなら【EarFun Air Pro 3】のほうがいい。
2台同時接続ができない【Anker Soundcore Life P3】ですが、アプリ使用で使える機能は多い。
ノイズキャンセリング機能では「屋内・屋外・交通機関」のモードを選択できるほか、外音取り込みモードでは「全部」か「音声」にフォーカスするかも選べる。
イコライザー機能も【Anker Soundcore Life P3】にプリンセットされている数が多い。
2台同時接続を重視したいなら【EarFun Air Pro 3】
機能面の充実さに重点をおきたいなら【Anker Soundcore Life P3】
を選びましょう。
まとめ
・すべての機能面が1万以内のワイヤレスイヤホンで最上級
・低音が強すぎず弱すぎない全体的にバランスのいい音質を再現
・片方装着は操作がしにくいが、アプリで操作方法をカスタマイズできる
・ノイズキャンセリング機能が高い
・3つのノイズキャンセリング機能「屋内・屋外・交通機関」モード
・「マルチペアリング」「マルチポイント」は搭載されていない
スマホまたはパソコン1台の使用で、1万円以下のワイヤレスイヤホンを探しているなら、選択肢に入れてもいいぐらいの性能。
Amazonのセールで値引きされることもあるので、定価より安く買える場合が多いです。